ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡や高性能宇宙望遠鏡により、約130億年前の原始銀河や遠方銀河群、マルカリアンの鎖などの詳細観測が進んだ。宇宙初期の銀河形成や、望遠鏡性能の高さを示す成果として注目されている。
米下院歳出委員会は、NASA予算を2026年並みで維持しつつ、探査を重視し科学予算を圧縮する法案を可決した。政権案の大幅削減を修正し、SLS、アルテミス、ISS継続、商業LEO拠点などへ配分する一方、科学ミッションの一部は減額される。NASAの今後の優先順位をめぐる短期的な政策動向が示された。
Blue OriginはNew Glennの打ち上げ頻度向上に向け外部資金調達を検討し、SpaceXはIPO観測で巨大な市場影響力を持つと報じられた。商業ロケット各社は、打ち上げ回数増加や事業拡大のための資金確保を急いでいる。
火星の鉱物調査では宝石に似た成分が見つかっているが、実際には微小粒であり、地質史の手がかりとしての価値が中心とされる。さらに、生命の痕跡を分子の多様性や分布パターンから探す新しい解析手法が提案され、火星やエウロパ探査への応用が期待されている。
SpaceXは、Starshipの打ち上げ拠点をボカチカ以外にも国内外で増やす方針を示し、年数千回規模の打ち上げを視野に入れている。ルイジアナ州の土地取得やケープカナベラル周辺の改修が進み、将来の高頻度運用に向けた基盤づくりが進展している。
NASAはアルテミスIIの月周回飛行や、アルテミスIIIでの低軌道ランデブー・ドッキング試験を中心に、月面有人着陸へ向けた準備を進めている。オリオン宇宙船とBlue OriginやSpaceXの月着陸機候補との接続、生命維持や耐熱シールドの検証、SLSの上段代替や試験機の運用などが焦点となっている。加えて、訓練用モックアップ設置や宇宙飛行士の現地活動も報じられた。
NASAジョンソン宇宙センターにはBlue Moon MK2の訓練用モックアップが設置され、月着陸機と宇宙服の準備が進められている。Northrop Grummanの航法装置LR-450など、月や深宇宙で使う機器の開発も進展している。
JAXAと『ラブライブ!スーパースター!!』のLiella!によるコラボ配信が決定し、2026年度の主要宇宙ミッションを初心者にも分かりやすく紹介する企画が告知された。あわせて、東京でのミッション報告会参加募集や、全国開催の主催団体募集も案内されている。
米宇宙コマンドは軌道上核爆発を想定した機密演習を開始し、衛星群防衛やジャミング対策などを検討した。あわせて、ハンツビルの宇宙軍本部関連インフラ投資も進み、宇宙安全保障をめぐる動きが活発化している。
太陽のコロナホールやCMEの影響で高緯度地域のオーロラが強まりやすくなる見込みが示されたほか、2026年夏には金星が宵の明星として見頃になると案内された。短期的な観測情報として、天文ファン向けの話題が並んでいる。
アポロ計画を支えたマーガレット・ハミルトンの業績や、Smallvilleの評価、Choose Your Own Adventureのグラフィックノベル化など、航空宇宙に関する人物史・作品史の話題がまとめられた。技術だけでなく、宇宙文化や物語の継承も扱われている。
超高エネルギー宇宙線の起源については、重い原子核が候補となる新研究が示された。また、重力波を用いて検出器の校正を補正する手法も初めて提案され、ブラックホール合体の解析精度向上が期待されている。
SpaceXは、Starlinkの航空機向け導入や直接通信強化を進めており、Air Force Oneでの利用や航空会社との契約条件が話題になった。一方で、デルタ航空は独自ポータル条件をめぐって交渉が決裂し、Amazon Leoを採用した。通信の簡便性と導入条件が競争の焦点になっている。
SpaceXのFalcon 9によるCRS-34ドラゴン補給ミッションは、ケープカナベラル宇宙軍基地SLC-40からの打ち上げが予定されていたものの、発射場の悪天候により複数回にわたって延期・中止された。次回の打ち上げ機会として5月15日以降が案内されており、ISS向けの物資・実験機材を輸送する準備が進められている。
ISSでは、肺炎球菌が心臓や心組織に与える影響を調べる研究が進められており、宇宙での微生物の性質変化を活用して地上医療にも役立てる狙いがある。加えて、宇宙飛行士の生活、食事、準備などの日常面を紹介する取り組みも行われている。
Varda Space Industriesは、微小重力環境を活用した医薬品開発を進め、United Therapeuticsと難治性肺疾患向け治療薬の共同研究を開始した。ISSでの研究成果を背景に、宇宙で製造した価値ある医薬品を地球へ戻す商業モデルの実用化が見えてきている。
韓国では民間ロケットが国内企業ペイロードを初めて運ぶ見通しとなり、中国では上海近海の海上打ち上げ能力確保が進められている。日本でもJAXAや研究機関による宇宙拠点整備や教育イベントが続き、地域レベルの宇宙産業基盤構築が広がっている。
油井亀美也宇宙飛行士のISS長期滞在に関連し、NASAやJAXAが宇宙食の役割、選び方、防災食との共通点、ISSでの日常生活を紹介する動画やシリーズを公開した。宇宙飛行士の準備ルーティンや食事の意味を伝え、一般向けの理解促進を図っている。
SpaceXはStarship V3の初実運用試験に向けて、機体、Raptor 3エンジン、発射台2(Pad 2)を全面的に改良し、静的燃焼やフルスタック試験を経て12回目の試験飛行準備を進めている。ホットスタージング、宇宙空間での再点火、衛星シミュレーター放出、再使用性向上などを確認し、将来の月・火星任務や軌道上燃料補給に向けた重要な試験と位置づけられている。
NASA支援の3Dプリント技術が、軽量な格子構造を用いた壁パネルや外装材の製造に応用され、地球上の建築分野でも利用が広がっている。月面居住区画の研究や3D-Printed Habitat Challengeを通じて改良され、材料配合やノズル設計の改善が進んだ。
米宇宙企業による日本法人設立や、Axiom Spaceの日本拠点強化が進み、ISS後継機や民間宇宙ステーションの開発が日本市場でも動き始めている。若田光一氏の代表就任やJAXAとの連携など、日本と米国の商業宇宙協業が注目される。
中国では、藍箭航天の改良型Zhuque-2Eが酒泉から打ち上げられ、約2.8トンの試験ペイロードを所定軌道へ投入したほか、千帆コンステレーションの衛星追加も成功した。さらに、長征6A系による商用低軌道衛星群の投入も報じられ、民間・国家双方で打ち上げ能力の拡大が続いている。
LEO通信分野では、ユーテルサットの売上増、AST SpaceMobileの打ち上げ候補拡大、Logos Spaceの私設ネットワーク構想、SpinLaunchとAalyriaの統合基盤開発などが進んでいる。高頻度打ち上げや企業・政府向けの安全な通信網構築が短期的なテーマになっている。
地球観測衛星のデータは、衛星側ではなく地上の受信・処理・配信体制の不足で滞留しており、地上インフラの整備が課題となっている。また、再突入する衛星やロケット破片が上層大気に金属雲を作ることも観測され、巨大衛星群の増加による大気影響が懸念されている。
火星探査車キュリオシティのドリルが岩に挟まるトラブルが発生し、NASAにとって初めての事態として約1週間かけて解決された。探査継続のための運用対応力が示された事例として扱われている。
ESAでは、真空、極端な温度、放射線、月面粉じんなどの宇宙環境が材料に与える影響を若手研究者が評価している。また、OHB Space UKは金星探査ミッションEnVision向け契約を獲得し、将来の惑星探査に向けた技術基盤と人材拡充を進めている。
NECがJAXAの基金事業で軌道間輸送機(OTV)の開発を開始し、ElevationSpaceと日本低軌道社中もポストISS時代の輸送・補給・回収インフラ連携でMoUを締結した。さらに米宇宙軍はAstroscaleの軌道上給油実証を搭載する方針を示しており、宇宙での輸送と補給の商業化が進みつつある。
Rocket LabやULA、Blue Origin、各種新興企業の機体開発や試験が進み、上段異常、失敗原因公表、資金調達、開発継続などが報じられた。より高頻度・高信頼な打ち上げを目指す各社の取り組みが並行して進んでいる。