SpaceXはヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9でTransporter-17を打ち上げ、81基の小型衛星や実証ペイロードを低軌道へ投入しました。1段目ブースターB1097は11回目の飛行で、太平洋上の無人船へ着陸し、ライドシェア衛星の展開も進みました。山火事監視、地球観測、3Dプリント実証、韓国のCAS500-4など多国籍ペイロードが含まれています。
TESSが、重力マイクロレンズ効果を使って系外惑星Gaia23bra bを確認しました。2023年のGaia観測の微小な増光と後日のTESSデータを突き合わせて判明したもので、通過法では見つけにくい地球型惑星や遠方惑星の発見手法として期待されています。
NASAの観測で、7月4日にX1.3級の太陽フレアが記録されました。Solar Dynamics Observatoryが極端紫外線画像で捉え、電波通信、電力網、航法信号、宇宙機や宇宙飛行士への影響が懸念されています。
NASAとSBAが、革新的な中小企業への資金供給と調達拡大を目的とした提携を発表しました。エネルギー、原子力、先進ソフト、通信、特殊材料、打上げ基盤などの分野で供給網を強化し、月・火星探査を支える狙いです。
NASAはISS後継となる民間宇宙ステーションの第2段階計画案を公開し、意見募集を開始しました。複数契約で開発・認証・運用を進める方針で、説明会や意見締切、最終RFPの時期も示されています。
NASAはSBAとの連携やCSDAの拡充を通じ、宇宙産業基盤の強化を進めています。欧州企業の参加も増え、地球観測データ調達の幅が広がるなど、民間技術の導入が進んでいます。
SpaceXがxAIを「SpaceXAI」として統合し、ロゴも刷新しました。Starlinkやロケット事業、AI計算基盤を組み合わせ、衛星をAIノードとして使う軌道データセンター構想を進める狙いです。
SpaceX株に対する強気見方や、Starlink端末の活用、航空会社へのStarlink導入など、通信・投資の両面でSpaceX関連の話題が広がりました。Copa Airlinesが機内向けStarlinkを採用し、携帯圏外での活用も注目されています。
SpaceXが米宇宙軍の大型衛星契約を相次いで獲得し、軍事宇宙ネットワークの中心に浮上しています。総額約65億ドル規模で、単一供給者依存への懸念や、複数ベンダー参加の維持が焦点になっています。
SpaceXはStarlinkミッションの打ち上げウィンドウを設定し、記録的なFalcon 9飛行を実施しました。打ち上げは配信付きで行われ、衛星通信拡大の流れが続いています。
EQTが衛星打上げ中間インフラ企業Exolaunchを買収する方針を示しました。ExolaunchはSpaceXのTransporterやBandwagon便に参加してきた実績があり、今後は新興ロケットや専用便との連携拡大が見込まれます。
IridiumがAireonを完全子会社化し、航空追跡サービスを統合しました。さらにRocket LabがIridium Communications買収を進める動きもあり、衛星通信と運航監視事業の再編が進んでいます。
Isar Aerospaceがカナダ・ノバスコシア州のSpaceport Nova ScotiaでSpectrum向け専用発射施設を整備する契約を締結しました。長期契約で発射台、統合施設、管制センターを確保し、初回打ち上げ準備を進めます。
中国は長征6号改と長征8号甲で千帆極軌衛星群を相次ぎ打ち上げ、所定軌道投入に成功しました。台風への対応を含む運用の中で、長征シリーズの飛行回数も更新されています。
CNSAの天問2号が地球の準衛星カモオアレワへの接近画像を公開し、形状・組成・内部構造の調査を進めています。サンプル採取後は2027年ごろの帰還と、次の彗星311P/PanSTARRSへの拡張計画もあります。
はやぶさ2が小惑星トリフネへ約800mまで接近し、光学カメラや赤外線カメラ、LIDARで詳細観測を実施しました。トリフネは接触二重天体とみられ、2031年の1998 KY26探査に向けた延長運用の一環です。
VLT観測により、恒星間彗星3I/ATLASの同位体比や成分が詳細に調べられ、太陽系外の古い低金属量星の外縁で形成された可能性が高まりました。太陽系彗星とは異なる比率が確認され、さらに古い天体である可能性も示されています。
Euclidが宇宙初期にさかのぼる最古級クエーサー31個を発見し、うち2個は記録更新となりました。JWSTでは小赤点銀河が埋もれたブラックホールと高エネルギーニュートリノの起源候補として注目されています。
JWSTが、おうし座FS星の原始星ペアと周囲のアウトフローを赤外線で鮮明に捉えました。塵を通して内部構造が見え、若い星が物質を取り込みながら成長する様子やハービッグ・ハロー天体も確認されています。
ローマン宇宙望遠鏡がケネディ宇宙センターで垂直化され、打ち上げ前の重要な準備が進みました。ハッブルより広い視野を持ち、広域宇宙観測を担う予定です。
パーカー・ソーラー・プローブの観測から、微小な宇宙塵が太陽コロナ加熱に影響している可能性が示されました。今後の太陽探査では、塵を測る専用検出器の必要性が指摘されています。
CAPSTONEの延長ミッションで、月周回環境における自律航法と深宇宙通信技術が実証されました。星追跡による位置推定やDTN通信の有効性が確認され、将来の月探査に役立つ成果となりました。
NASAはISS後継の商業宇宙ステーションに関するドラフトRFPを公表し、2029年の有人飛行試験を見据えた準備を進めています。あわせてISSの2026〜2027年運用計画も整理され、補給機や船外活動の調整が進んでいます。
JAXAの補給機HTV-X2が種子島宇宙センターから打ち上げられ、ISSへの物資・実験機器輸送を担います。H3ロケット6号機の打ち上げダイジェスト動画も公開され、国内の輸送能力が着実に前進しています。
ISROはLVM3-M7で採用するC32改良型クライオ上段とCE-20エンジンの試験を成功させました。推進薬搭載量と推力を強化し、今後の大型打ち上げ能力向上につなげます。
豪州クイーンズランド州で見つかった金属球について、宇宙機の再突入残骸とみられる調査が進められています。住民に接触しないよう注意喚起が行われ、出所確認が続いています。
月面原発や深宇宙探査向けの原子力利用が各国で話題になっています。中国の核爆発による小惑星偏向案、ロシアのモジュール型原子炉、米国の月探査支援など、宇宙と原子力の結びつきが注目されています。
Zenno Astronauticsが超伝導磁石を使った姿勢制御推進器Supertorquerを実証しました。太陽電池電力と地球磁場の相互作用を利用し、燃料なしで衛星姿勢を変えられる技術として期待されています。
AxelspaceのGRUS-3、シメラセンスの多波長撮像装置、イタリアのIRIDE、KARIの次世代中型衛星など、地球観測衛星の新規投入が相次ぎました。防災、農業、火災監視、海洋観測などの用途が広がっています。
NTUとFusicが衛星群運用を支えるAI搭載地上システムを共同検討しました。スケジュール最適化や故障早期検知などを自動化し、大規模コンステレーション運用の効率化を狙います。