SpaceXはケープカナベラルからFalcon 9でStarlink 10-42ミッションを実施し、29基のStarlink衛星と半導体製造向け試験機2基を投入しました。1段目ブースターB1067は通算36回目の飛行を成功させ、無人船A Shortfall of Gravitasへの着艦も完了しました。打ち上げ準備、実施、衛星展開確認まで一連の動きが報じられています。
SpaceXのBooster 20がPad 2へ移送され、Flight 13前の試験が行われました。Block 3(V3)ブースターが打ち上げ地点で試験されるのは今回で2回目とされ、Starbase周辺の運用状況も注目されています。
NASAは火星ヘリSkyfall向けに、Firefly Aerospaceへ保護用エアロシェルの設計・製造を発注しました。2028年打ち上げ予定で、NASA初の核動力の惑星間探査機になる見込みです。3機のヘリを火星へ送り、降下中に分離して即飛行させ、水氷探索や有人着陸候補地の調査に役立てる計画です。
NASAは軌道低下中のSwift宇宙望遠鏡を民間機で救う延命計画を始動し、ロボット宇宙機で捕捉して軌道を引き上げる案を進めています。一方で、ニュー・ホライズンズはカイパーベルトで長期休眠から復帰し、取得データの送信を開始しました。民間技術を使った探査機延命と深宇宙運用の継続が短期的な話題です。
宇宙空間の核兵器を探知するため、キューブサット群や検査衛星に特殊検出器を載せる構想が複数提案されました。近接飛行して中性子の異常を測ることで核弾頭搭載の有無を判定し、場合によっては通信妨害で遠隔起爆を防ぐ案も示されています。
7月中旬の夜空で金星がレグルスや細い月に接近し、日没後の西の低空で観察しやすい見どころが続きます。双眼鏡でも楽しめる配置で、その後は東方最大離角や明けの明星としての再登場も紹介されています。
ハッブル宇宙望遠鏡は球状星団M3や大マゼラン雲の星形成領域LH 95を撮影し、ウェッブ宇宙望遠鏡は約44億光年先の銀河団衝突や、約100億年前の休眠ブラックホール、最古級クエーサー31個などを観測しました。いずれも、星形成や銀河進化、初期宇宙の構造理解を進める成果です。
Vantorは地球を3Dで最短24時間ごとに更新する衛星画像を公開し、災害把握やGPS妨害下での航行支援への活用を示しました。さらにCity Labsの超小型衛星BOHRが、商用として初めて原子力電池を搭載して打ち上げられ、トリチウムを使うベータボルタイク電池の実証が進んでいます。
NASA承認法案は上下両院の委員会を通過していますが、Artemis見直しやISSの2032年までの延長などを巡って調整が難航しており、成立は不透明です。あわせて、Artemis IIの乗組員への星条旗贈呈や月周回飛行の成果の振り返りも報じられ、米国の有人月探査の継続が焦点になっています。
Sipayikの小学生がNASAの支援を受け、先住民の知識と科学を組み合わせて海岸浸食を調査しました。潮位、地図、空撮、NASA衛星画像に加え、地域の証言や現地観察も取り入れ、文化と土地の変化を学ぶ取り組みです。
SpaceXがIPO後初の基盤AIモデルGrok 4.5の提供を開始しました。法人向けAI市場でAnthropicなどに対抗する狙いで、低コストかつ高速動作を重視しています。
Blue Originが初の外部資金調達として約100億ドルを目指し、評価額1300億ドル規模に達する見通しです。主力ロケットやニューグレンの再建、月着陸機Blue Moon、衛星コンステレーション関連事業を加速し、SpaceXへの対抗を強める動きです。
Venus AerospaceはRDRE実用化に向けてシリーズBで9100万ドルを調達し、MDA Spaceは仏CLS買収で海洋監視やSAR分析の能力拡大を進めます。宇宙機・推進・地球観測の各分野で資本流入と再編が進んでいます。
Rocket LabはQ1売上や受注残を伸ばし、BlackSkyやAnduril、NASA案件などで受注を拡大しました。一方で大型ロケットNeutronはタンク破損の影響で初飛行が再度遅れており、供給拡大と開発遅延が対照的に報じられています。
ispaceはSpaceXと提携し、Starshipの搭載枠500kgを使う月面輸送・運用サービスを発表しました。Mobile Cargo Systemで顧客貨物を月面で運搬し、2030年以降の開始を見込みます。関連する大型貨物輸送構想や株価上昇も話題です。
Loft OrbitalがMaiaSpaceと複数回打ち上げ契約を結び、SpaceX相乗り便への依存を減らすため欧州の打ち上げ手段を増やしています。MaiaSpaceは初飛行前ながら、2028年以降の打ち上げ枠を販売し始めています。
JAXAはみちびきの測位精度向上を担うASNAVを紹介し、衛星間測距ISRと地上間測距PRECTの技術を説明しました。また、宇宙戦略基金事業の公募概要として、地上局、衛星搭載アンテナ、LEO利用促進技術などの募集要領を案内しています。
はやぶさ2が小惑星トリフネのフライバイに成功しました。拡張ミッションとして高精度光学航法やPlanetary Defenseに関わる技術実証を続けており、若手育成や技術継承の場にもなっています。
JAXA関連では、月・地球間通信インフラ向け地上局や次世代衛星通信アンテナ、LEO利用促進技術の開発が案内されました。アークエッジ・スペースの月測位実証衛星向け製造拠点整備や、シンガポール新宇宙機関との協力合意も含め、アジア圏で宇宙インフラ整備が進んでいます。
サクサヴォード宇宙港は8月開始の5週間を打ち上げウィンドウとして確定し、住民通知や立入禁止区域の運用を定めました。RFAによる初の試験を含むロケット試験も予定され、周辺海域への警戒も設定されています。
ISROが有人宇宙船ガガニヤーンの主パラシュートを空中投下試験で検証し、G1無人飛行に向けた信頼性を高めました。2.5km上空からの投下で展開を確認し、乗員モジュールの複数パラシュート構成の健全性を示しています。
国際宇宙ステーションでは、健康チェック、試料採取、CubeSat整備、貨物移送などの作業が続きました。Redwire傘下SpaceMDの顧問起用や、微小重力を活用した医薬品・バイオ技術の研究も進んでいます。
無重力環境で筋肉や骨だけでなく脳も再適応するため、長期宇宙飛行では判断や姿勢制御への影響が懸念されています。ESAの新型運動機器E4Dの試験など、長期探査に向けた健康維持技術の検証が進んでいます。
NASAの月面基地計画で、カナダが輸送車両、カメラ、原子炉、ロボティクスなどで重要な役割を担う見込みです。月面車両は2033年以降の計画で、南極域基地の整備や民間企業との連携も進められています。
米宇宙軍はNSSL Phase 3 Lane 1にImpulse SpaceとRelativity Spaceを追加し、参加企業を拡大しました。Lane 1は低難度の安全保障衛星向けで、より新しい企業の参入促進やFalcon 9依存低減が背景にあります。
テレサットはカナダ北極圏向けの軍用衛星通信で最終契約に近づいており、Lightspeed LEOコンステレーションを使った安全通信基盤の整備が進んでいます。北極域での通信、端末、管制設備、訓練まで含む統合契約が焦点です。
ロケット打ち上げ急増に伴う上層大気のすす汚染、GEO帯の微小デブリの追加検出、超低軌道での大気抵抗を使う姿勢軌道制御など、宇宙環境の変化が注目されています。地球観測・軌道運用の安全性と環境負荷の両面で、対策と技術開発が進められています。
宇宙空間への核兵器配備を監視する方法として、地球の放射線帯や中性子検知を利用する複数案が提案されました。加えて、ロシアによるGPS妨害への対策として、地上系を含む冗長な位置・時刻基盤の整備が急務だと指摘されています。
宇宙防衛の文脈で、衛星給電、軌道輸送、通信中継、宇宙内保守などの新たな基盤ビジネスが注目されています。Star Catcherの衛星給電構想や、民間資本が宇宙開発を主導するという見方も広がっています。
Blue OriginではBT-7スラスタのホットファイア試験が成功し、月面ミッション向けの推進技術が成熟しつつあります。同時に、ケープカナベラルの発射施設やVertical Refurbishment Facilityの再建も進み、再飛行に向けた準備が加速しています。