CRS-35のDragon補給船は10月15日にISSへドッキングし、約2,860キログラムの物資を届けました。最後の巻き取り式太陽電池アレイ2基や研究機材も搭載され、ISSの電力供給を160キロワット超増強します。補給船は11月中旬まで滞在し、交換済みのカナダアーム2部品などを地球へ運ぶ予定です。
SpaceXはヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9で機密ペイロードを搭載したUSSF-481を打ち上げ、軌道投入に成功しました。ブースターB1081は通算28回目の飛行後、太平洋上の無人船「Of Course I Still Love You」への着陸にも成功しました。
JAXAの火星衛星探査計画MMXは、H3ロケット10号機で10月20日に打ち上げられる予定です。探査機は火星の衛星フォボスへ向かい、試料採取・地球帰還を目指します。NASAは観測機器や通信支援を提供し、国内外の関係機関も打ち上げと運用の準備を進めています。
Rocket Labの中型ロケットNeutronは、第1段の炭素繊維複合材タンクに製造上の空隙が見つかったことなどから、初飛行が2027年以降に延期されました。同社は製造工程を見直し、新しいタンクの製造・検査と耐圧・極低温試験を進めています。
Blue Originはフロリダ州でニューグレンの発射台や着陸船、関連施設を拡充し、上段を年間最大150基製造できる拠点を整備します。発射回数の増加に向けた許可申請も進め、2030年末までに週複数回の打ち上げを目指しています。
NASAの分析で、アルテミスIIのオリオン宇宙船は再突入時に熱シールドが想定どおり機能したと確認されました。炭化材の欠損はアルテミスIの103か所から9か所に減少。得られたデータをもとに、アルテミスIII以降に向けた熱防護の改良を続けています。
NASAの月周回拠点Gatewayでは、居住・物流拠点HALOや電力・推進要素PPE、電力管理システムなどの準備が進んでいます。両要素はFalcon Heavyで同時打ち上げする計画で、初期構成の打ち上げ目標やArtemis IVに向けた日程の検討が続いています。
ISROは有人宇宙船ガガニャーンの乗員モジュールとサービスモジュールの分離試験を実施しました。接続部の切断や分離時の衝撃・振動に対する機器の耐性を確認し、無人G1ミッションに向けた準備を進めています。
テキサス州Starbaseでは、帰還したShip 40の格納、ブースター23の移動、発射台やGigabayの建設などが進んでいます。試験タンクや機体の作業も紹介され、施設のライブ配信や現地の動きを伝える投稿が相次ぎました。
英国は6,000万ポンド超を投じ、軌道上サービス技術の実証を支援します。ClearSpace UKが開発する機体は、運用を終えた英国登録衛星2機を捕獲・除去する計画で、自律誘導や整備を想定していない物体の捕獲技術を実証します。運用開始は2029年を予定しています。
欧州宇宙機関のMoon Explore構想では、月の資源や地形、放射線環境を調べる複数の小型探査計画が検討されています。MAGPIEは2029年に月南極付近の水などを調査する予定で、Máni、Moonraker、MoonRADも地形図作成や極域測量、放射線観測を担います。
NASAジェット推進研究所のMoonFallは、最大3機のドローンを月面に自律着陸させ、推進力で複数回跳躍させる技術実証計画です。火星ヘリコプターの技術を活用し、着陸地点の情報不足を補うことを目指します。2028年の打ち上げ準備完了が計画されています。
ウクライナ側はStarlinkの速度制限や通信障害がドローン迎撃・前線作戦に影響したと説明しています。一方、米政府側はトランプ大統領が制限を命じた事実はないとし、英国防相も原因は不明との見方を示しました。制限の実施主体や経緯には不確かな点が残っています。
インドでのStarlink事業をめぐり、イーロン・マスク氏は参入を妨げられていると主張しました。インド通信省は、安全保障審査中なのは認可済みの事業者すべてだとして反論し、特定企業への批判には根拠がないとの立場を示しています。
Starlinkはサウスウエスト航空の全機に機内通信を提供する計画です。また、地上基地局の圏外で衛星から携帯電話へ直接通信するサービスも進めており、利用者や航空・海運分野での採用拡大が通信業界の競争や株価にも影響しています。
NASAのローマン宇宙望遠鏡は、広視野カメラによる銀河・超新星・巨大ブラックホールなどの観測を計画しています。大規模な観測時間が研究者に割り当てられ、取得データは短期間で公開される予定です。民間望遠鏡ラズリとの観測補完にも言及されています。
ISSの退役が近づくなか、NASAは低軌道で宇宙飛行士の滞在や微小重力研究を担う商業施設の開発を進めています。アクシオム・スペースはNASAの公募要件を評価しつつ、業界の懸念に応じたさらなる要件緩和を求めました。
カナリア諸島とチリに設置するCTAの望遠鏡群は、大気中のチェレンコフ光を捉えて超高エネルギーガンマ線を観測します。直径23メートルの望遠鏡4基の連携で感度や分解能を高め、遠方のガンマ線バーストなどの観測を目指します。
Crew-12の乗組員はISSで237日間活動した後、10月8日に地球へ帰還しました。ジェシカ・メア、ジャック・ハサウェイ、アンドレイ・フェジャエフらが、帰還後に記者会見へ参加しました。
米空軍はアラバマ州に建設する米宇宙コマンド新本部について、建設・設備業者の選定を進めています。費用は約40億ドルと見積もられていますが、公開された画像は概念図で、最終設計として承認されたものではありません。
コロラド州の新興企業LEAPは、小型衛星専用の打ち上げ市場への参入を目指し、2028年の軌道打ち上げを計画しています。軌道へのアクセス需要の高まりを背景に、地域の人材や製造基盤を活用する方針です。
PlanetのFlock-4J衛星は、D-Orbitの軌道上輸送機から10月9日から12日にかけて順次放出されました。後から記載漏れの衛星1機も確認され、複数機の軌道投入が報告されています。
LandSpaceの液体酸素・液体メタン推進ロケット「朱雀2号改良型」は、酒泉から衛星10機を打ち上げました。搭載衛星は軌道上計算や衛星間レーザー通信、高速通信などの実証を行う予定です。
LandSpaceは朱雀2E Y4号機の打ち上げミッションを振り返る動画を紹介しました。打ち上げの様子やミッションの記録が公開されています。
ロシア企業Bureau 1440が主導する衛星網Rassvetは、中国企業の協力を得て開発され、2026年末から2027年初めの投入が見込まれています。妨害に強い通信網として軍事利用される可能性も指摘され、関連企業への制裁や運用開始後への備えが論点となっています。
ロシアの衛星がICEYE衛星へ接近し、Cosmos 2609は約2.5キロまで近づいたと報告されています。また、Cosmos 2612が同衛星と軌道面・高度をほぼ一致させたとして、米欧に対し、敵対的な接近行動への対応方針を明確にするよう提言されています。
英国は南半球の未公表地点に宇宙監視レーダーを設置するため、レーダー機器と設置工事の調達を進めています。約1,000キロ先の小型物体の検知や、1日1万件以上の物体追跡を目指し、契約期間は最長で2032年までとなる可能性があります。
TeslaのRoadster発表を前に、冷ガススラスターによる短時間飛行を示唆する報道や映像が注目されています。イベントでは価格・仕様・生産計画の説明が予定される一方、車両と乗員の安全認証や飛行演出の実現性を疑問視する声もあります。
軌道観測とモデルを用いて火星の土壌を約8億地点で分析し、分類体系が作られました。初期評価で栽培適性が高いとされた土壌も分布が限られ、水保持力が課題です。有害物質などは未評価で、火星での栽培可能性を示す結論ではありません。
ESA・JAXA共同の小惑星探査計画RAMSESに搭載する熱赤外カメラTIRIのフライトスペアが完成しました。今後は探査機との総合試験に参加し、2028年度にH3ロケットで打ち上げ、2029年の小惑星アポフィス地球最接近前後を観測する計画です。