SpaceXは8月25日にSLC-40からFalcon 9でStarlink衛星29機を打ち上げる予定です。再使用ブースターB1067-37を使用し、大西洋上の無人船A Shortfall of Gravitasで回収します。打ち上げ後のStarlink衛星数は801機となる見込みです。
LandSpaceの朱雀3号Y2は軌道飛行後、中国の民間ロケットとして初めてブースターの陸上軟着陸に成功しましたが、残留メタンと液体酸素の燃焼で着陸脚が損傷し、機体は転倒しました。再使用に向け、着陸脚や推進剤管理、消火対策の強化が課題となっています。
中国有人宇宙機関は、長征5号で打ち上げる嫦娥7号について、探査機が条件を満たしていないとして2026年の打ち上げを見送りました。機体は文昌の組立施設へ戻され、月南極で水氷を調査するミッションは2027年に延期されます。
SpaceXはShip 41で単発および6基エンジンの静的燃焼試験を完了しました。StarbaseではShip 42の作業、GigabayやPad 1・Pad 2の建設・設備試験も進行しています。Flight 14は9月初旬以降に延期され、タワー捕獲試験が見送られる可能性もあります。
Rocket Labは大型運搬船Hungry Hippoを使い、次世代ロケットNeutronを想定したフェアリング開閉試験を進めています。第2段の展開や地球帰還時の動作を検証し、試験後はインターステージとの結合に向けて準備します。
ルイジアナ州当局は、ペカン・アイランド沿岸にStarship向けの数十億ドル規模の宇宙港を建設する計画を示しました。対象地は重要な湿地・渡り鳥生息地で、住民への説明不足や環境訴訟による遅延が懸念されています。
NASAのNancy Grace Roman宇宙望遠鏡は、太陽電池パネルの点検、燃料充填、打ち上げリハーサル、飛行準備審査を完了しました。8月30日にFalcon Heavyで打ち上げられ、暗黒物質・暗黒エネルギーや系外惑星を観測する計画です。
Rocket LabはElectronでSynspectiveのSAR衛星StriXを打ち上げる専用ミッションを8月31日に実施する予定です。高度575kmの低軌道へ投入され、日本の都市開発や災害対応に活用されます。Electronとして94回目、Synspective向けでは11回目の打ち上げとなります。
JAXA、電通、JA嬬恋村は、衛星画像からキャベツの生育や出荷量・価格を予測し、量販店の広告や店頭販促を連動させる実証を開始しました。首都圏・関西の約50店舗で需給調整、食品ロス削減、農家の収入安定を検証し、将来はSARデータや他作物への展開を目指します。
JAXAは火星衛星探査計画MMXをH3ロケット10号機で2026年10月20日に種子島から打ち上げる予定です。探査機はフォボスを調査し、10g以上の試料を採取して2031年度の地球帰還を目指します。NASA、ESA、CNES、DLRなどが参加する国際協力ミッションです。
JAXAは宇宙戦略基金の第三期公募について、Q/V帯通信機器、物理AIを活用した宇宙システム革新、ロケット飛行運用の効率化・高機能化などの対象テーマを動画で説明しました。関係省庁の資料や問い合わせ窓口も案内しています。
フランスと米国のVastは、2027年に2件の有人ミッションを実施する協定を締結しました。ESAのトマ・ペスケ飛行士はISSへ、予備飛行士アルノー・プロスト氏はVastのHaven-1初有人飛行へ搭乗する予定で、いずれもSpaceXのDragonとFalcon 9を使用します。
ウクライナは、ロシア領内でのStarlink利用を巡り米政権関係者との協議を継続しています。Starlink搭載ドローンは妨害に強い通信を利用して軍事目標への攻撃に活用できるとされ、ロシアは対抗する衛星網Rassvetの開発を進めています。
米国宇宙軍は、AIを活用して複数組織・機密区分をまたぐ工程表を共有するリアルタイムの統合プロジェクト管理基盤を、大型宇宙事業から他の国家安全保障事業へ拡大します。9人のポートフォリオ取得責任者のうち7人がすでに利用しています。
インドのSkyrootは、年内に予定するVikram-1第2号機の打ち上げに向け、Kalam-1200第1段ブースターをスリハリコタのSHARへ輸送しました。
インドのガガンヤーン計画は約8,000件の試験を終え、無人ミッション3回を経て有人飛行を目指す最終段階に入りました。一方、SSLVの技術・製造権はHALへ移管され、PSLVやLVM3、新発射場の民間運営も検討されています。PSLV連続失敗や人材流出による知識継承が課題です。
Letaraは、一般的なプラスチック燃料と独自の点火技術を用いる低コスト・量産型ロケットエンジンの実用化に向け、約26億円を調達しました。衛星打ち上げ、軌道上利用、防衛・安全保障分野への応用を目指し、開発と採用を加速します。
NASAのDAVINCI計画では、ユタ州ボンネビル塩原のクレーター島で金星探査用カメラを試験し、地形の3D地質図を作成しました。地質環境の把握や将来の金星探査に向けた観測手法の検証が目的です。
紫外線オーロラの長期観測から、天王星の自転周期は17時間14分52秒と高精度に求められました。従来値より28秒長く、精度は約1,000倍に向上しました。磁場の傾きによりオーロラが不規則に変動することも確認されています。
ESAとJAXAの水星探査機ベピコロンボは、8年の航行を経て2026年末の水星到着を予定しています。9月にMPOとMioを分離し、11〜12月に水星周回軌道へ投入、2027年4月から科学観測を開始する計画です。
2024年12月のコロナ質量放出(CME)は、速度の異なる二つのローブに分かれて地球方向へ伝播していたことが観測・解析で示されました。多方向観測はCMEの見逃しによる警告遅れの防止に役立ち、ESAのVigilが2031年に監視体制へ加わる予定です。
超新星爆発後3〜366日に計9回観測した結果、電波放射は10日後と23日後にのみ検出されました。衝撃波速度が理論予測の約2倍だったことから、親星近傍に高密度ガスが存在し、爆発直前にガス放出が急増した可能性が示されています。
北海道大学とJAXAは、ISS「きぼう」で膵がんモデルのショウジョウバエに薬物を投与し、宇宙環境が薬効に与える影響を調べる実験を完了しました。試料は地上へ戻され、今後、薬効変化と分子メカニズムを解析します。
ハッブル宇宙望遠鏡のデータによる球状星団の年齢・金属量分析から、天の川銀河は約120億年前に、現在の天の川と同程度の質量を持つ矮小銀河と合体した可能性が示されました。この初期合体はLow-energy-Kraken-Heracles(LKH)と名付けられました。
ハッブル宇宙望遠鏡とCFHTの画像から、遠方の淡い銀河に約2キロパーセクの弧状構造と前駆天体候補が確認されました。銀河は恒星量に比べて重いダークマターハローを持つ可能性がありますが、正体の確定にはより深い画像と分光観測が必要です。
ソフィー・アデノ宇宙飛行士とNASAのアニル・メノン宇宙飛行士は、ISSで故障した通信アンテナを交換する約6時間半の船外活動を予定しています。前回活動で残ったボルトやコネクターの問題に対処し、通信システムの冗長性回復を目指します。
2026年は「ロケット革命」をテーマに、10月4〜10日に約100か国で関連イベントが開催されます。2027年は「月へ」を掲げ、月面での持続的活動、探査技術、国際協力に焦点を当てます。
NASAのDeep Space Food Challengeでは、PETを酵母で分解し、タンパク質・脂質・香料などへ変換する長期宇宙飛行向け食料技術が研究されています。人体での試食は未承認で、製造費低減や安全性検証が今後の課題です。
ISSの乗組員は骨量減少対策の運動を続けながら、材料・燃焼科学実験の保守や試料交換を実施しました。視機能、頸動脈、心機能などの検査も行われ、滞在はまもなく3か月を迎えます。
8月28日、日本時間13時12分ごろに月面の約96%が地球の影に覆われ、月が赤銅色に見える月食が起きます。日本では昼間の現象となりますが、南北アメリカの一部では全過程を観測できます。