SpaceXはGlobalstar通信衛星を投入するGlobalstar 2-RミッションをFalcon 9で実施予定。ロケットは北東へ飛行し、第1段はケープカナベラルの着陸区域へ帰還する計画で、着陸時にソニックブームが発生する見込み。
Starlink MobileはAirtel RDCと提携し、コンゴ民主共和国でアプリやメッセージングによる衛星・携帯直接通信を開始した。アフリカでは初導入となる。日本ではドコモと次世代V2サービスを開始し、将来的に5G通信、動画視聴、ブラウジング、音声通話を提供する計画。
大規模衛星網の拡大は低軌道の長期的な利用を脅かし、打ち上げ停止や通信障害につながる可能性がある。SpaceXやBlue Originなどの衛星計画が膨張する一方、宇宙保険市場の引受能力は巨額資産に対して不足しており、衝突、放射線、故障、規制、料率算定が課題となっている。
2026年8月12日の皆既日食はグリーンランド、アイスランド、ロシア北部、スペインなどを通過し、米国・カナダの大部分や欧州広域では部分日食が見られた。NASAとESAは地上、航空機、衛星から観測し、NASAのWB-57は月の影を追跡しながら可視光から赤外線までのデータを収集。太陽コロナやプロミネンスの観測、スペインでの大規模イベントの様子も公開された。
SpaceXはヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9でStarlink衛星27機を低軌道へ投入するミッションを予定・実施した。第1段ブースターは再使用機で、無人船「Of Course I Still Love You」への着陸を試みる。打ち上げに伴い、南カリフォルニア沿岸でソニックブームが聞こえる可能性が案内された。
NASAのSDO観測データをTransformerで解析し、太陽内部の磁場変化や音響活動から未知の活動領域を平均約9時間前に識別する研究が進められている。現時点ではリアルタイム運用や予報には未対応で、誤警報などの課題が残るが、実用化すれば宇宙飛行士や衛星の安全対策を早められる可能性がある。
NASAのSpaceX Crew-13は、Falcon 9とDragon宇宙船「Grace」で9月12日以降にケープカナベラルから打ち上げ予定。NASA、カナダ宇宙庁、ロスコスモスの宇宙飛行士4人がISSで約6カ月間滞在する。
Voyager TechnologiesのCEOが、ISSの軌道離脱後を見据えた同社の商業宇宙ステーション計画を案内した。民間主体の宇宙インフラへの移行を見据えた取り組みとして紹介されている。
NASAは2026年11月7~8日、ケネディ宇宙センターで米国建国250周年を記念する有料イベント「MAX POWER」を開催する。航空ショー、技術展示、宇宙船や月面探査車の展示、専門家講演、宇宙飛行士との交流、施設ツアーなどを予定している。
NASA支援のSpace Cloud Watchは、夜光雲が以前より頻繁かつ低高度に現れる要因を調査している。日没後や日の出前の画像をAIなどで事前分類し、確信度に応じて人手確認を行う。市民は雲の撮影を通じて大気変化の研究に参加できる。
ISS第75次長期滞在クルーは、8月18日に予定されるアンテナ交換の船外活動に向け、カナダアーム2の操作や安全手順を訓練した。旧アンテナを取り外して予備品へ交換するほか、無重力環境への適応や宇宙運動などの研究も実施している。
アルテミスIIIは月面着陸ではなく、地球周回軌道で有人月着陸船とのランデブー・ドッキング試験を行う計画として説明されている。SLSとOrionの準備が進み、Blue OriginのBlue Moon MK2とSpaceXのStarship HLSを別々に試験する。打ち上げは2027年、有人月面帰還は2028年の見通しとされる。
日本は8月10日、H3ロケットで準天頂衛星QZS-7を打ち上げ、米国製の宇宙監視センサーを静止軌道へ投入した。QZS-6搭載分と合わせ、インド太平洋上の高高度物体を監視し、データを米国の宇宙監視ネットワークへほぼリアルタイムで共有する計画が完了した。
米国宇宙軍は、衛星データ網のレジリエンス向上に向け、Amazon Leo、ロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマン、Rocket Lab、York Space Systemsの5社に総額6000万ドルの契約を授与した。地上・衛星間接続と軌道上の接続拠点衛星の実証を進める。
米国宇宙開発局と国防イノベーション部隊は、不要衛星の軌道離脱を請け負うサービスの実用化を推進している。Firefly Aerospace、Katalyst Space、D-Orbitが予備設計とリスク低減を進め、1社が軌道上実証へ選ばれる予定。将来的には補給、修理、点検、軌道変更も想定される。
Firefly Aerospaceは事業拡大と増収見通しを示し、NASAの月面ミッション6件、Blue GhostやElytra、火星ミッションを推進している。宇宙軍関連契約も獲得し、Alphaの次号機、スウェーデンとバージニアの発射場、Mirandaエンジン、Eclipse開発を進めている。
Rocket Labはミュンヘンにドイツ法人を設立し、衛星・部品製造の欧州拠点を拡大した。コンテナ型移動式発射システムGHOSTを公開し、2027年の実証飛行を計画。Neutron用Archimedesエンジンは400回超の燃焼試験を達成し、初号機用エンジンの製造を開始した。
Blue Originは、損傷したケープカナベラルLC-36Aの再建を進め、New Glennの年内再飛行を優先している。また、BE-4とBE-3Uを搭載する大型ロケット「9×4」と新射点の構想も示しているが、完成時期と初飛行時期は未定。
インドはGaganyaanの無人試験を2026年末、有人飛行を2027年第1四半期に計画している。日本と協力するChandrayaan-5では大型着陸機とローバーを月南極へ送る構想があり、年間打ち上げ計画や民間ロケット開発も進展。NavICでは国産原子時計への全面移行を目指している。
ISROはスリハリコタで次世代ロケット用モーターの試験を実施し、性能は予測値に近い結果となった。推進剤、熱防護、ノズル、軽量化の改良により、低軌道投入能力を約100kg増やす見込みで、今後はインド企業への技術移転と量産を進める。
インドのNVS-03衛星は打ち上げ準備を完了し、スリハリコタ宇宙港で最終日程の発表を待っている。打ち上げウィンドウは9月第1週に開く予定で、老朽衛星によるNavICの機能不全改善が期待される。
中国・山東省の海陽東方宇宙港は、海上打ち上げで衛星166機を投入し、27回連続成功を達成した。年間50基のロケットと推進剤タンクを扱える体制を整え、海上打ち上げの国家規格も承認。再使用ロケットの海上網捕捉や、Gravity-2などの海上回収計画も進んでいる。
ロシア・サマーラで、ソユーズ系ロケットを製造するRKTsプログレスを含む軍需関連施設が攻撃を受けたとの情報が出ている。爆発や着弾の報告は未確認で、衛星画像による検証が必要。被害が確認されれば、Rassvet衛星通信網やロシアのロケット生産に影響する可能性がある。
月面には約3000個、計約200トンの人工物が残されており、8月5日にはFalcon 9上段が月面へ衝突して噴煙を発生させた。低重力で拡散する月面のちりは機器や科学記録を損なう恐れがあるが、有害汚染を定める国際的な廃棄物規則は未整備で、探査拡大前の合意形成が求められている。
英ケンブリッジ大学主導のCosmoCube計画は、月の裏側から10~50MHz帯の21cm線を観測し、初期宇宙のガス温度、暗黒物質、最初の星や銀河の形成を調べる。月周回軌道で約2年間観測し、英国宇宙庁が資金を提供している。
ESAによると、James Webb宇宙望遠鏡のMIRIは、いて座A*から約0.55光年離れた老齢星IRS 3を観測し、同天体で初めて水を検出した。約1万天文単位に広がるケイ酸塩ダストの殻も確認され、放出物質が将来の恒星や惑星の材料になる可能性がある。
NASAなどのIXPEは磁気星1E 1547-5408を観測し、類似天体の約3倍に達するX線偏光を検出した。偏光の向きは磁場と一致するが、通常の中性子星モデルでは説明しにくい特徴で、今後の観測による検証が必要。
Elytra Darkの構造認証モデルは三軸振動と最大153デシベルの音響環境で試験され、打ち上げ時の設計余裕と解析モデルを検証した。SpaceXのFalcon 9で打ち上げ、月裏側で低周波電波望遠鏡や通信実証を行い、ESAの月測位・通信衛星を月周回軌道へ投入する計画。
PLD Spaceはイタリア・サルデーニャ島の試験場に液体メタン・液体酸素設備を備えた仮設射点を整備する。実験機は約70kmまで上昇し、降下中にエンジンを再点火して海上着水・回収を試みる。エンジン制御、推進剤管理、低重力下の温度などを検証する。
SSTLはESAやNASAと、月面の地表・周回機と地球を中継する通信衛星を開発している。月極域や裏側の探査、測位、宇宙天気観測を支援し、プロトフライトモデルの組立・試験は約50%完了。2026年11月以降の打ち上げを目指す。