NASAがアルテミス計画に向けて、Lunar OutpostやAstrolabの月面ローバーを採択・契約し、有人月面着陸や月面基地整備を進めている。月面ではレゴリス噴射、着陸精度、粉じん対策、生物・健康研究、食料・空気・水の自給など、恒久滞在に向けた課題も議論されている。
若い赤色矮星の大気中でリチウムが検出され、地球型惑星を飲み込んだ証拠とみられている。別の研究では、塵のリングや円盤構造から、形成途中の惑星の質量を推定する新手法が開発され、惑星系の形成初期の理解が進んでいる。
ケネディ宇宙センターの機械設備試験施設で長年働いたケニー・ヘックル氏が、契約者からNASAの公務員へ転じた。40年以上にわたり打ち上げ設備や不具合対応に関わってきた技術者の登用で、NASAは中核技術力の強化を図っている。
約40年分の太陽内部の音波観測から、太陽活動の周期変化が従来より複雑で、近年は磁気活動が表面近くに集中している可能性が示された。第25周期の評価や宇宙天気予測への応用が注目されている。
ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡は、約10万個の太陽系外惑星を新たに見つける大規模調査を目指している。通過法と重力マイクロレンズ法で、惑星の種類、形成環境、気温や大気の特徴を調べ、生命居住可能性の理解を深める計画だ。
MJOLNIR SPACEWORKSがロケットエンジン開発資金を調達し、研究開発と採用を強化している。海外企業ではArgotecが米国本社と製造施設を開設し、Swissto12も経営陣を強化してグローバル展開を進めている。
SpaceXのIPO評価額や企業価値について、時価総額が過大だとする慎重論と、宇宙産業全体の基盤化を重視する見方が報じられた。議決権集中、借入返済、収益性、政府依存を懸念する声がある一方、再利用ロケットやAI、自律化が産業競争力の中心とされている。
SmallSat EuropeやASCEND 2026で、軌道上データセンター、宇宙AI、宇宙での電力確保、サイバーセキュリティ、打ち上げ能力不足などが議論された。SpaceXやBlue Originの参入期待もある一方、半導体寿命、機器更新、コスト、運用ルール整備が大きな課題とされている。
月面マスドライバーや月の土から作る繊維など、月面資源や輸送技術の開発が進む一方、軍事転用リスクも指摘されている。二重用途技術として、衛星攻撃や先制攻撃に使われうる可能性があり、ルール作りや先行開発の必要性が議論されている。
神舟22号のドッキング解除後、神舟21号の張陸、武飛、張洪章らが中国宇宙ステーションでの約210日間の任務を終え、内モンゴル自治区の東風着陸場に帰還した。複数の報告で、帰還船の分離、着陸、搭乗員の無事が確認されている。
Blue Originの大型ロケットNew Glennが、ケープカナベラル宇宙軍基地LC-36でのホットファイア/静的燃焼試験中に爆発し、機体は全損、発射台にも大きな損傷が出た。負傷者は報告されておらず、原因は調査中。Amazon Leo衛星の打ち上げやNASAのArtemis、Blue Moon月面計画への影響が懸念されている。
Landsat 2026–2030科学チームが地表反射率や温度、データ処理方針を議論し、NASAのNISAR衛星は南アフリカの農地観測を実施した。ESAのMTG-I2や地球観測ミッション群も含め、地球観測衛星の実運用と将来計画が進んでいる。
EUのIRIS²向けユーザー端末量産化、ESAの気象衛星MTG-I2の輸送と打ち上げ準備、低コスト地球観測ミッションHiBiDiSとSOVA-S Scoutの承認、ILA 2026での展示など、欧州では衛星通信・地球観測・宇宙防衛を横断する取り組みが進んでいる。
BlackSkyが軌道上物体撮影のNEI事業で契約更新を獲得し、Observable Spaceも米宇宙軍向けに自律ロボット望遠鏡や光学システムの大型契約を獲得した。衛星・デブリ監視、レーザー通信、宇宙状況把握向けの光学技術開発が進んでいる。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、銀河形成より先に存在した可能性がある超大質量ブラックホールを発見した。また、活動的な銀河中心の塵やガス円盤が大量の岩石惑星形成の場になりうるという研究も報じられ、初期宇宙の天体形成像が更新されつつある。
ハッブル宇宙望遠鏡が、かみのけ座の渦巻銀河M88を観測した。中心の超大質量ブラックホールが活動銀河核として振る舞い、おとめ座銀河団へ落ち込む途中でガス剥ぎ取りを受け、星形成や銀河進化に影響していると考えられている。
SpaceXがFalcon 9でStarlink衛星29基を打ち上げ、複数回の打ち上げと衛星展開が確認された。Starlinkは機内Wi-Fiやスマホ向けD2Dサービスなど用途を広げており、通信インフラとしての存在感を高めている。
SpaceXがStarship V3の初飛行試験を実施し、Raptor 3や機体・地上設備の改良を通じて、100t級輸送、完全再使用、高頻度運用、軌道上燃料移送を目指している。将来の大型輸送と月・深宇宙ミッションの基盤として注目されている。
火星探査車キュリオシティがゲール・クレーターやCampo Marteで掘削・採取した試料を分析し、古い火星の気候変化や地下水の存在、居住可能性の手がかりを調べている。ヘマタイト、ゲータイト、試料の再採取といった結果から、火星環境史の理解が進んでいる。
JAXAの新型ISS補給機HTV-X1が任務を終えて大気圏再突入し、物資輸送に加え、衛星放出、展開試験、太陽電池実験などの軌道上実証を成功させた。また、はやぶさ2搭載の小型カメラONC-Tによる系外惑星トランジット観測成功も報じられている。
国際宇宙ステーションでは、第74次長期滞在クルーが半導体試料、眼科検査、燃焼実験、運動装置点検などの研究・整備を実施した。ロシアの宇宙遊泳後の後処理や、各モジュールでの機器復帰作業も進められている。
中国の『国網』『千帆』コンステレーションが、過去2年で300機超を投入するなど急拡大している。今後は長征8号系や商業ロケット、宇宙港周辺の製造拠点整備を通じて、打ち上げ頻度をさらに高める狙いがある。
Lux AeternaやRevolv Spaceが、衛星修理・延命・GEO向け保守機用SADAなど、軌道上サービス市場を広げている。使い捨て衛星の課題を背景に、オン軌道サービスや衛星保守が次世代宇宙産業の重要分野として注目されている。
SDAや宇宙RCOを含む宇宙軍の調達・運用体制が、PAEなど新制度へ統合される見通しが報じられた。さらに、戦時の攻撃やサイバー攻撃に備えて、分散型のレジリエント運用センターを全米に整備し、要員増強と予算拡大を進める方針が示されている。
NASAの静音超音速研究機X-59が、Quesstミッションに向けて低高度・準超音速から超音速へ試験範囲を広げている。脚の格納・展開やMach 1.6までの試験を通じて、衝撃波や機体性能のデータ取得を進めている。
Amazon Leoの衛星コンステレーション構築に向け、Blue OriginのNew GlennやULAのAtlas Vによる打ち上げ計画が進んでいる。New Glennの事故で遅れが懸念される一方、今後の打ち上げで配備衛星数を増やし、世界向けブロードバンド展開を目指している。
NASAは低軌道で減衰中の観測衛星Swiftを、民間宇宙機Linkで軌道再ブーストする計画を進めている。正確な位置予測と週次更新が必要で、300km以上の高度維持を成功条件としている。
Virgin Galacticが、有人準軌道飛行を使って宇宙での月経に関する研究を行う計画を進めている。2027年のOP-01ミッションでは、微小重力下での月経液の挙動や関連製品性能を調べ、宇宙飛行士の健康や地上医療への知見拡大を目指す。
Firefly Aerospaceが普通株公募などで資金調達を行い、NASAの月面計画『MoonFall』関連契約も獲得した。月面南極へのドローン輸送計画が進む一方、赤字拡大や実行リスクもある。
NASA宇宙飛行士アンドリュー・モーガンがNASAでの12年の勤務を終えて退職し、米陸軍での勤務を継続する。ISS滞在272日、船外活動7回で約45時間48分を記録し、米国人宇宙飛行士としての単一飛行記録も更新した。