JAXAと将来宇宙輸送システム(ISC)は、ASCAシリーズの着陸機構・エンジン試験データを活用し、機体に依存しない高精度な解析モデルの開発を開始しました。再使用型ロケットの開発を加速し、高頻度・低コストの宇宙輸送を目指します。
JAXAの火星衛星探査計画MMXは、2026年10月20日にH3ロケット10号機で打ち上げ予定です。フォボスの試料を採取して地球へ持ち帰ることを目指し、JAXAや日本企業、NASA、欧州機関などが開発・運用に協力します。探査機の移送やフェアリング搭載、ライブ配信、全国での観測呼びかけも進んでいます。
SpaceXはFalcon 9でCRS-35のカーゴドラゴンを打ち上げ、約2.9トンの物資や40件超の科学研究を支える機材を国際宇宙ステーションへ送りました。最後となる巻き取り式太陽電池アレイのペアも搭載され、宇宙船は約1カ月滞在する予定です。打ち上げ時には東部米国などで「宇宙クラゲ」と呼ばれる光る噴煙が観測されました。
藍箭航天(LandSpace)の朱雀2号改良型Y4は10月14日、酒泉から打ち上げられ、衛星10基を太陽同期軌道へ投入しました。搭載衛星にはADA Spaceの技術実証衛星8基と、LandTowerのレーザー通信試験衛星2基が含まれます。朱雀2号シリーズ通算10回目の飛行です。
SpaceXはヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9でStarlink衛星27基を低軌道へ打ち上げました。第1段ブースターは26回目の飛行を終え、太平洋上の無人船に着陸しました。
発射地点に帰還した初のStarship Ship 40は、Starbaseのメガベイで他の機体と並び、耐熱シールド、Raptorエンジン、アビオニクスなどの飛行後データを提供します。得られた知見は機体設計や回収方法の改善に活用される予定です。
FAAはテキサス州StarbaseでのStarship運用拡大について環境影響評価に着手しました。計画には段階的な頻度引き上げが含まれ、最終段階では年間456回の打ち上げと912回の着陸が想定されています。公開会合や意見募集も予定されています。
JPLで、月着陸船Griffin-1と通信試験機FLIPの試験が行われ、Wi-Fi経由でコマンドと画像データを送受信することに成功しました。機体は月へ向かう前の準備を進めており、次は打ち上げに向けた統合作業が予定されています。
NASAはアルテミスIIIに向け、SLSの固体ロケットブースター組み立てやコアステージの準備、乗組員訓練を進めています。ミッションでは宇宙飛行士4人が低軌道で月着陸に必要なシステムを試験する計画で、NASAは計画の進捗説明も予定しています。
Perseveranceの累計走行距離は約45キロに達し、火星の地形や岩石の調査を続けています。今後はジェゼロ・クレーター縁を進み、粘土鉱物などを調べて古代環境や生命の痕跡を探る計画です。
NASAはクリスティーナ・コックを暫定副主席技術者に任命し、技術監督やミッション準備を担わせます。ISSに328日間滞在した記録を持ち、アルテミスIIにも参加予定です。管理職への移行に伴い、今後の宇宙飛行ミッションには割り当てられません。
チェコの防衛企業CSGはMDA Spaceに出資し、戦略的協業の可能性を探っています。欧州の製造・組立施設への共同投資や、戦略的買収での連携が検討されています。MDA Spaceは2026年の増収を見込んでいます。
軍用Starshieldで移動中の部隊に接続制限が生じ、中距離攻撃や補給、防空迎撃に支障が出たとの報告があります。ウクライナは米国、SpaceX、NATO諸国と連絡し、代替通信手段の導入を進めています。政治的緊張との関連を示す独立した証拠は確認されていません。
ポーランド中部のStarlink施設で火災が発生し、電源設備と予備発電機が焼損しました。ポーランド当局は、ウクライナ軍向けを含む通信を妨害する破壊工作の可能性を指摘し、拘束された人物の関与を捜査しています。
ドイツテレコムは、Starlinkの直接通信を「Everywhere Network」に導入する計画です。衛星通信は災害や地上設備の障害時に地上網を補完できますが、衛星側の電力や処理能力などが課題です。
Eutelsat OneWebはインドで5年前に認可を申請し、地上ネットワークも準備済みですが、サービス開始許可を得ていません。周波数料金制度と安全保障要件の整備が運用開始の条件とされています。
複数のコロナ質量放出が地球の磁場に衝突し、地磁気嵐とオーロラが発生しました。オーロラの色は大気中の酸素や窒素が光る高度の違いによって変わります。スウェーデンで撮影された写真も紹介されています。
長征9号向けエンジンの開発状況が紹介され、CASCはYF-90完成機による初の燃焼試験を実施したと発表しました。YF-91は長征9号第3段向けとして開発が進められているとされます。
NASAはステニス宇宙センターでRS-25エンジンの燃焼試験を予定しています。RS-25はSLSの主エンジンで、固体ロケットブースターとともに打ち上げ時の大推力を生み出します。
Parker Solar Probeの観測により、太陽風プラズマの乱流における磁場回転の反転が初めて直接確認されました。反転は太陽から遠ざかるにつれて成長し、宇宙プラズマの理解や地磁気嵐予測の改善につながる可能性があります。
Galileo計画の第14回運用打ち上げとして、衛星2基をAriane 6で仏領ギアナの欧州宇宙港から打ち上げる予定です。
QPS研究所は小型SAR衛星コンステレーションの構築を進め、2機を専用ミッションで高度約575キロの軌道へ投入する計画です。2028年までに24機体制を目指し、地球上の任意地点を平均10分間隔で観測する構想です。
打ち上げから数日後、HEOの近赤外線画像がSatellogicのMerlin初号機と展開済み太陽電池アレイを捉えました。衛星は安定しており、テレメトリーも正常とされています。衛星網のサービス提供は2027年後半を見込んでいます。
InSightやOSIRIS-RExの実績を基に、Perseveranceが採取した火星サンプルを地球へ持ち帰る簡素で低コストな構想が開発されました。
SpaceXはFalcon 9によるBandwagon-5ミッションを10月19日に予定しています。第1段ブースターは19回目の飛行で、大西洋上の無人船に着陸する計画です。
生成AIの普及で電力、冷却、通信、立地の制約が目立つ中、宇宙空間を計算基盤にする構想を紹介する会議が10月21~23日に幕張メッセで開催されます。技術課題やビジネスモデルの解説、関連技術の展示が予定されています。
Landsat 10は2031年の打ち上げを予定し、26のスペクトル帯と従来より細かな解像度で地球環境を観測します。水質、農業、植生、雪氷などの変化をより詳しく捉え、長期的な地球観測記録を継続する計画です。
Hera探査機は小型探査機2機を放出し、ミラニが表面物質を分析、ユヴェンタスがレーダーで内部を探査する計画です。3機は2027年初めまで連携観測を行う予定です。
NASAの研究助成金は、通常数カ月以内の交付が最長1年ほど遅れているとの推計があります。資金の見通しが立たず、研究者の採用や学生育成に支障が生じていると報告されています。