2026年8月30日、NASAとSpaceXはケネディ宇宙センターからファルコン・ヘビーロケットを用いてナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡を打ち上げました。同望遠鏡はL2へ向かい、ハッブル宇宙望遠鏡の約100倍の視野で暗黒物質・暗黒エネルギーや系外惑星を観測します。2027年初頭に初画像公開を予定しています。
NASAのSLSロケットはArtemis III〜VI向けに並行製造中です。Artemis IIIは2027年以降の打ち上げに向けブースター積み上げ等が進行中。また、Artemis IV向けボートテールがケネディ宇宙センターに到着しました。有人飛行の最遠記録を更新したArtemis IIの振り返りや、将来の有人探査に向けた訓練も継続されています。
Rocket LabのElectronロケットによるSynspectiveのSAR衛星打ち上げ「Owl Around The World」は、強風予報により9月1日以降に延期されました。打ち上げはニュージーランドのマヒアから行われます。
スペースワンはカイロス3号機の打ち上げ失敗原因について、静電気による通信ノイズがソフトウェアのリセットを招いた可能性が高いと発表しました。4号機では静電気除去やノイズ耐性強化などの対策を実施し、早期打ち上げを目指します。
NASAとSpaceXは、ドラゴン宇宙船の推進系で酸化剤漏れが確認されたため、Crew-13の打ち上げ日程を延期しました。現在、追加試験とデータ確認が進められています。
MetOp-SG気象衛星シリーズ(A1/B1)は、大気・海洋・陸域を観測し天気予報や気候監視を強化します。A1は2025年8月に打ち上げ済み、B1は2026年第4四半期にアリアン6で打ち上げ予定です。熱真空試験等の準備が進行中です。
ベピコロンボ探査機は2026年12月の水星到着に向け、9月3日に水星輸送モジュール(MTM)の分離等の重要工程を実施します。JAXAの「みお」は12月に分離され、2027年4月より科学観測を開始する予定です。
SpaceXは2026年10月以降、ファルコン9を用いた相乗りミッション(Transporter-18等)を計画しています。また、ブラウンズビルの水供給能力拡大に最大2億2,000万ドルを拠出する計画も発表されました。
ブルーオリジンはケネディ宇宙センター(東部射場)において、8.7mフェアリング対応のペイロード処理施設の建設を開始しました。2028年初頭の開業を目指し、国家安全保障・商業ミッションに対応します。
中国の力箭2号は「千帆」コンステレーション衛星の打ち上げを10月に予定。力箭1号も9月の海上打ち上げを皮切りに、衛星打ち上げ計画を推進しています。
トランプ大統領は宇宙分野の人材育成を目的とした「米国宇宙アカデミー」創設の大統領令に署名しました。NASA長官を委員長とする委員会が120日以内に運営体制等を報告します。
韓国のアリラン6号は、対ロシア制裁の影響で打ち上げが4回延期されています。海外打ち上げ依存からの脱却と、国産ロケットの運用開始が課題となっています。
ESAは2026年予算を82.6億ユーロとし、地球観測衛星48機の打ち上げやアリアン64の初飛行、月・小惑星探査を計画しています。