中国の天問2号が地球の準衛星カモオアレワ付近で撮影した画像を返送し、接近観測が大きな節目となりました。今後は着陸や試料採取に向けた探査の進展が注目されています。
DESIの大規模銀河・クエーサー解析に基づく宇宙の大規模構造の一方向性主張に対し、別の物理学者が距離や膨張補正の扱いに誤りがあると指摘しました。査読やエンバーゴ運用への批判も含め、論文の信頼性を巡る議論が起きています。
NASAやESAの観測により、これまで尾が見えなかった“暗い彗星”が実在する彗星だと初めて確証されました。星間天体オウムアムアの謎の加速を自然現象で説明できる可能性が高まり、動きから彗星を見つける新手法にもつながると期待されています。
NASAなどの観測で、白色矮星のごく近くを公転する惑星WD 1856 bの質量や公転周期などの詳細が明らかになりました。恒星の死後も惑星が生き残れる可能性を示し、太陽系や地球の未来を考える手がかりになっています。
AuxiliumがISS上で3Dバイオプリンターを使い、肝臓・腎臓・軟骨細胞を含む構造の作製に成功しました。微小重力で細胞を均一に配置しやすい利点を生かし、将来の移植用組織製造につながると期待されています。
SpaceXは複数回にわたりFalcon 9でStarlink衛星を打ち上げ、再利用ブースターの着水・着陸を成功させました。夜明けや早朝の条件で排気が照らされ、“宇宙クラゲ”状に見える現象も各地で観測されています。
地球の約2倍を超える重力の惑星では、現在の化学ロケットでの離陸はほぼ不可能とする見方が示されました。代替として核ロケットや反物質推進が議論されています。
NASAが航空機・衛星・地上観測を組み合わせ、北極海氷の厚さや減少速度を精密に測定しました。将来の衛星観測の検証や海氷変化の把握に役立つ取り組みです。
GRITSSがVLBI、GPS、衛星レーザー測距を直接つなぐ新技術を軌道上で実証しました。地球の位置基準や測位精度の向上を目指す取り組みです。
国際宇宙ステーションでは、神経学実験、血液・尿サンプル採取、認知・ロボット試験、機器交換や保守作業などが進められました。帰還に向けた特殊スーツ試験や酸素発生装置の整備も行われています。
ローマン宇宙望遠鏡はケネディ宇宙センターで最終準備が進み、太陽電池パネルや推進剤タンクの確認、ヒドラジン充填へ向かっています。L2に送られ、暗黒物質・暗黒エネルギー・系外惑星の観測に使われる予定です。
米国の先駆的女性飛行士ワリー・ファンク氏が87歳で死去しました。Mercury 13の最後の存命メンバーとして知られ、長年の夢を実現して宇宙飛行も果たしました。
フィリピンは2028年までに初の軍事衛星を配備し、専用の宇宙組織を設立する方針です。情報収集、監視偵察、軍用通信強化に加え、ミサイルや無人機支援も視野に入れています。
Katalyst Spaceが、軌道減衰中のNASA Swift宇宙望遠鏡をLINK衛星で捕獲し再昇格させる初の実証に挑みます。成功すれば将来の衛星救難や他軌道での運用拡大につながります。
ドイツ議会が、CCA調達、迅速打ち上げ実証、対ドローン高出力レーザー開発を含む防衛近代化案件を承認しました。宇宙管制能力強化と2029年以降の運用開始が見込まれています。
SpaceXのTransporter枠が将来確保しにくくなるとの不安が広がっています。Rocket LabやIsar Aerospaceなどが代替手段を模索する一方、Falcon 9の自社需要優先も懸念されています。
NASAのアニル・メノン氏がソユーズMS-29でISSへ向かい、約8か月滞在する予定です。半導体結晶製造、AR/AI超音波診断、血流解析、微小重力バイオプリンティングなどの研究に携わります。
種子島宇宙センター敷地内で草木が燃える火災が発生しましたが、約1時間で鎮火し、けが人や設備損傷はありませんでした。H3ロケット用LE-9燃焼試験との関係は不明で、原因調査が続いています。
ISSから撮影した画像で、マダガスカル南東のインド洋上空に満月前の月が明るく浮かぶ様子が捉えられました。
SpaceXはFalcon 9でStarfall Demo Missionを打ち上げ、再突入した貨物を回収する新サービスの実証を進めました。再使用ロケットに続く“下ろす側”の商用化を狙う取り組みです。
SpaceXはStarlinkミッションのライブ配信案内や動画を複数回発信し、打ち上げ中継や再生数が話題となりました。実打ち上げと連動した告知コンテンツが続いています。
JAXAの再使用型ロケット実験機RV-Xが能代で飛行試験を行い、約11メートル上昇後に計画どおり着陸しました。H3後継の再使用化に向けた初期実証として、コスト削減と国際競争力強化が期待されています。
SpaceXはStarship Flight 13に向け、Super Heavyブースターで長時間の静的燃焼試験を実施し、記録を更新しました。開発は進む一方、飛行時期は調査や安全承認次第で変動する可能性があります。
NASAが民間宇宙ステーション向けのドラフトRFPを公表し、ISS後の有人滞在継続に向けた計画が動き出しました。要求事項の多さや予算の不透明さに対する懸念も出ています。
欧州宇宙産業は回復傾向にあり、地球観測が通信を上回る主要分野になりました。ESAは化学推進ラボを始動し、Ariane 6向けフェアリング供給やMTG-I2の打ち上げ準備など、欧州の宇宙インフラ整備も進んでいます。
中国では国家支援の商業宇宙コンソーシアム参加企業の名簿が公表され、商業宇宙の裾野拡大が進んでいます。さらに長征10Bや長征10号乙が初飛行と初回収に成功し、再使用技術の実証が進みました。
宇宙業界では実績の乏しい新興企業でも大型資金を集めやすくなっていますが、打ち上げや政府案件では依然として実績や信頼性が重視されています。提携先と実績の積み上げが成功の鍵とされています。
FCCがReflect Orbitalのデモ衛星Eärendil-1を認可し、軌道上の反射鏡で夜間に太陽光を照射する試験が進みます。天文学者や環境団体からは、観測や生態系への影響を懸念する強い批判が出ています。
18億光年先のブラックホールが、ビッグバン直後の初期宇宙ブラックホールに似た急激な物質降着を示しました。初期宇宙のブラックホール成長や若い銀河の研究に有望な手がかりです。
ESAはアポフィス探査向けの小型着陸機ドン・キホーテを発注し、NASAはアルテミスIIIのSLS組み立てを進めました。米NASAは月・火星模擬ミッション計画や火星ロボット移動技術の開発も進めています。