アデレード大学の研究で、微小重力下では精子の進行方向が乱れて受精率や胚発達に悪影響が出ることが示された。プロゲステロンが一部を緩和する可能性はあるが、月や火星での繁殖や人工重力設計にはさらなる研究が必要とされる。
国際宇宙ステーションでは第74次長期滞在クルーが、健康研究、微生物サンプルの分析、在庫整理、清掃、運動、補給船Progressからの貨物搬出などの日常運用を進めた。次の補給や宇宙遊泳に向けた準備も進行している。
土星の輪は、約1億~2億年前に土星へ接近した仮説上の衛星Chrysalisが潮汐力で破壊され、その氷の外層が残って形成された可能性が示された。輪の若さと土星の傾きを同時に説明できる説として注目されている。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』原作者アンディ・ウィアーのインタビュー、映画化への反響、ライアン・ゴズリングの演技評価に加え、Space.comによるLego Star Warsや『For All Mankind』シーズン5の案内など、宇宙を題材にした映像・娯楽コンテンツの話題が並んでいる。
ULAはAtlas V 551をケープカナベラルの発射台へ展開し、Amazon Leo向けに衛星29機を搭載する大型ミッションを準備した。Atlas V史上最大・最重量のペイロードとなり、打ち上げ時刻や天候見通しも注目されている。
XRISMの観測により、カシオペヤ座ガンマ星の異常なX線は伴星の白色矮星に由来することが判明した。周期的なドップラーシフトが捉えられ、Be星と白色矮星の相互作用で高温プラズマが生まれる仕組みが示された。
ESAの宇宙飛行士予備隊がケルンの宇宙飛行士センターで最終訓練段階に入り、水中無重力訓練、ISS運用、打ち上げ準備、ロボットやVR訓練を通じて将来の有人宇宙飛行に備えている。
ハッブル宇宙望遠鏡が球状星団M4を観測し、約130億年級の古い星々が集まる「星の化石」としての姿が示された。多数の白色矮星の存在に加え、中心に中間質量ブラックホールがある可能性も報告された。
研究チームは、天の川銀河の南側の高温ガスが北側より暖かい理由を、大小マゼラン雲の重力による圧縮・加熱で説明した。シミュレーションにより、過去約100万年でこの温度差が形成された可能性も示された。
ノルウェーとアイスランドが、EUの安全通信計画GOVSATCOMと多軌道衛星網IRIS2への参加で合意した。2030年ごろの運用開始を見据え、両国の衛星通信・地上設備への関与が進む。
NASAはTDRS後継としてKaバンド対応の新しいリレー通信サービスNEXUSを調達するほか、アルテミスIIではNear Space Networkを使って月周回飛行中の通信を維持する体制を整えている。地上局と衛星を組み合わせた通信網の更新が進められている。
Rocket LabのElectronロケットが、ESA向けのLEO-PNT実証ミッションCelesteの初期衛星2機をニュージーランドのマヒアから打ち上げ、低軌道投入に成功した。専用打ち上げとしての実績や、測位・航法・時刻サービスの実証が主眼となっている。
中国は酒泉衛星発射センターから長征2号C/遠征1Sで試験衛星33号を予定軌道へ投入した。空間環境探査向けの試験とされ、長征シリーズの通算飛行回数が635回目に達した。
NYUアブダビの研究者が、太陽内部の深い領域で磁場に影響される大規模な波を検出した。10年以上の振動解析により、太陽内部構造の推定や宇宙天気予報の精度向上につながる可能性がある。
SWOT衛星がカムチャツカ地震の津波を発生源近くで詳細に捉え、浅い断層すべりに伴う分散性の波列を観測した。これにより、津波の震源過程の理解やハザード評価、警報精度の向上が期待されている。
SESはK2 Spaceの衛星28機を用いて、中軌道の通信衛星コンステレーションmeoSphereを構築し、2030年ごろの運用開始を目指す。低軌道衛星や宇宙拠点向け中継にも対応する計画で、複数年の実証を経て本格展開する。
ケープカナベラル宇宙軍基地周辺で、事前の危険区域通知を伴う未確認のミサイル発射が観測され、極超音速ミサイル試験の可能性が指摘された。別報でも同様の発射が伝えられ、軍関連の試験活動として注目された。
ロシア宇宙企業ビューロー1440が、地球低軌道に通信衛星16基を投入し、国産衛星通信網ラススベートの構築に着手した。スターリンク遮断への対応と独自通信網の確保を背景に、今後数百基の投入と商用化を目指している。
米宇宙コマンドは本部をコロラド州からアラバマ州ハンツビルへ段階移転しており、先行配置や極秘SCIFの整備が進んでいる。2027年の着工、2031年完成を見据え、最終的には約1,400人規模の移転が計画されている。
中国科学院とESAが共同開発したSMILE衛星がクールーで打ち上げ準備を完了し、地球磁気圏の全球観測によって宇宙天気の理解を深める計画が進んでいる。中国とESAの本格的な宇宙科学協力として注目されている。
NASAはSpaceXの商業ライドシェアTransporter-16を使い、宇宙天気、地磁気、通信、軌道離脱、宇宙Wi‑Fi、電力変換、再突入熱防護材などの技術実証を多数実施する。小型衛星を活用した実験群としてまとめられている。
ブラックホール研究者マシュー・ミドルトン氏がMNRASの次期編集長に就任することが発表された。創刊200周年を迎える老舗誌の完全オープンアクセス化も含め、天文学界の出版体制に関する動きが示されている。
NASAのアルテミスIIで、4人の宇宙飛行士がケネディ宇宙センターに到着し、最終訓練や隔離、機体への搭乗準備が進んでいる。SLSロケットとオリオン宇宙船による初の有人月周回飛行として、打ち上げウィンドウは4月1日以降数日間が想定され、地上チームはハッチ閉鎖、通信、救難、被ばく対策まで含めて最終確認を行っている。NASAや関連メディアの配信予告、クルー到着、装備公開、特集案内も集中している。
NASAはアルテミス計画全体を見直し、Gateway計画の停止や後回し、月面南極での恒久基地構想、CLPSや民間打ち上げの活用強化へ方針を転換しつつある。将来の火星探査も視野に入れ、科学の役割や民間企業との連携を重視する動きが進む一方、予算や実現性をめぐってESAや業界側にも影響が及んでいる。
米国各地で明るい火球や緑色の流星が相次いで目撃され、AMS分析では大規模事例の報告が増えている。実際の天体流入に加え、ドラレコ、防犯カメラ、SNS、AIによる観測拡大も報告増加に寄与している。
NASAとISROの共同衛星NISARが、雲を透かして火山や山岳地形、伐採跡などの地表変化を観測した。2種類のSARで地球の陸地と氷を定期的に観測し、地表変動や環境変化の監視に役立てるミッションが紹介されている。
宇宙産業では、Bellatrix Aerospaceの資金調達、SpaceXとTeslaの合併観測、SpaceXのIPO見通し、Longshot Space Technologiesの新しい高頻度輸送技術、Chrispy Creamの宇宙記念商品など、宇宙ビジネスと話題性の高い周辺動向が広く取り上げられている。
NASAはArtemisやCLPSの枠組みで、月南極や月面探査に向けた商業ミッションを進めている。Intuitive Machinesへの搭載依頼、CubeRoverの組み立て、月表土や揮発性物質、放射線、着陸噴流などを調べる機器の送付計画が含まれ、将来の有人探査と火星探査に必要な知見を集める狙いがある。
商業宇宙連盟CSFが、月・火星向け多目的ローバーを開発するAstrolabと、極限環境向け放射性同位体電池を製造するZeno Powerを準会員に加えた。商業宇宙分野の機能拡大と政策提言の強化につながる動き。
NASAは老朽化するISSの後継として民間宇宙ステーション構想を進めてきたが、市場性や予算不足から見直しに直面している。独立型ステーションよりも、ISSに接続するコアモジュール方式へ転換する案が出ており、業界側との調整が続いている。