宇宙望遠鏡を用いた観測により、白色矮星周辺の惑星形成の兆候や、遠方銀河の重元素分析、星形成領域の動態が解明されています。また、気球実験「SMILE-2+」によるMeVガンマ線天文学の新たな観測手法が成果を上げています。
- 1999年のハッブル観測に残された未同定の化学的特徴を、ニオブの存在が説明。FUSEのデータでも確認されました。 - TESSの観測では、木星ほどの大きさの候補天体が白色矮星から約600万kmの距離を公転する兆候が見つかりました。 - 白色矮星の強い熱で大気が失われつつある一方、恒星が冷えた後も生き残る可能性があります。 今後、形成過程や数、進化を調べる予定です。
- 地球から約2000万光年先のおとめ座にあり、直径は約4万5000光年。1785年にウィリアム・ハーシェルが発見しました。 - ハッブルは若く高温の星を捉え、ウェッブは塵の奥を赤外線で観測。 両望遠鏡のデータを組み合わせ、星形成の理解が進められています。
- 紫外線で捉えた昼間のオーロラを、7月下旬の約1時間にわたるタイムラプスで紹介。 - 映像ではオーロラの変化や乱れが見られ、端の光点は探査機の軌道に伴う視点移動で動いて見える恒星です。 - SMILEは太陽風と地球磁気圏の相互作用を調べ、宇宙飛行士や宇宙機、電力網を太陽嵐から守る理解につなげることを目指しています。
成果は、長年未開拓だったMeVガンマ線天文学の研究手法を変える一歩と位置づけられています。 - 2018年の大気球実験でETCCを用い、150〜600 keV帯を観測 - 銀河中心の陽電子放射は従来の観測と誤差範囲内で整合しつつ、約2倍の強度を示しました - 暗黒物質など放射の起源を今後の高精度観測で検証する見込みです - 感度を高めたSMILE-3は、2028年実施予定の気球実験候補として準備中です
白色矮星HS 0209+0832の観測から、惑星形成を示す手がかりが得られました。 - 大気には太陽の1000倍超のニオブがあり、ケイ素や鉄は少ない。ニオブは恒星の晩年に作られる元素です。 - TESSで約4.4日周期の明るさの変化を検出。近接する巨大ガス惑星の大気が失われ、物質が白色矮星に降り注いでいる可能性があります。 - 星が放出した物質から円盤ができるには伴星の影響が必要かもしれず、今後ハッブル宇宙望遠鏡で同様の候補を調べる予定です。
異常な三角形の光度変化から、低質量天体同士の新たな相互作用が判明しました。 - 褐色矮星は87分で恒星を公転し、恒星へ毎年地球質量の約10万分の1を供給 - このペースなら現象は数億〜数十億年続く可能性があり、研究チームは類似系の探索を進めます
- 1983年のカタログと現代の電波観測などを照合し、天の川銀河内の天体と特定。複数波長のデータが発見を裏付けています。 - ジェットが物質の雲に衝突し、超高エネルギー粒子を生み出している可能性があります。 - 研究チームはホットスポットとジェットの追加観測を進めています。
- 地球から約450光年、主星から約55天文単位の距離を公転し、質量は木星の約1.9〜4倍と推定されています。 - 2018年と2020年の観測データを比較し、恒星に重力で結び付いた惑星と確認しました。 - 従来の形成モデルより短期間で巨大惑星ができた可能性があり、研究チームは惑星形成モデルの見直しにつながるとみています。 - NASAのローマン宇宙望遠鏡による、若い惑星のさらなる発見が期待されています。
NGC 7129の星形成領域では、恒星の活動が周囲のガスや塵、さらなる星の誕生に影響しています。 - 地球から約3,300光年にあり、ウェッブは赤外線で塵に隠れた恒星を観測 - 中心星は周囲の水素ガスを押し広げ、一部を圧縮して新たな星が生まれる環境を作る - 詳細な観測データをもとに、恒星が周囲の物質に及ぼす影響を今後も研究する予定
- JWSTのNIRSpecで、130億年以上前の3銀河のスペクトルから酸素・炭素・ケイ素の吸収線を分析し、周囲のガスが銀河に関連すると判断しました。 - 重元素が早期に広がったなら、始原的なガスや初代星が観測可能な期間は短かった可能性があり、初代星探査の手がかりになるぽいです。
研究グループは、気球実験「SMILE-2+」のETCCを用い、天の川銀河中心の150〜600 keVガンマ線を世界で初めて直接撮像しました。 - 観測された陽電子消滅ガンマ線は従来結果と誤差範囲内で一致し、強度は約2倍でした。 - 成果は「MeVギャップ」を埋める新たな観測手法として注目され、暗黒物質など放射源の解明や、2028年候補のSMILE-3実験につながると期待されます。