NASAは月面基地構想を支援するVastの部門新設や、PRIMA望遠鏡計画の予備設計開始など、探査能力の強化を進めています。また、サンマリノがアルテミス協定に署名し、76番目の加盟国となりました。その他、宇宙デブリ調査ミッション「SSPICY」への資金提供や、中高生向けの航空燃料設計コンテストなども実施されています。
- NASAの課題は、航空燃料に液化天然ガス(LNG)を導入する際の機体・空港設計を考える内容です。 - 中学生は従来燃料とLNGの両方を扱う空港を設計し、技術・広報の2種類の提出物を作成。締切は2027年1月22日です。 - 高校生はLNG燃料の貨物機を設計し、設計ノートを提出。登録締切は2026年12月8日、提出締切は2027年1月25日です。 - 対象は米国の小学6~12年生相当。AI利用は禁止で、保護者の同意書が必要です。 高校生の最終発表は2027年4月2日の予定です。
- サンマリノは76番目の署名国となり、式典はリミニで開催されました。 - NASAは署名国に、月探査への科学ペイロードや技術実証、キューブサットなどでの参加を呼びかけています。 - 協定は2020年に設立され、宇宙探査の平和的実施、透明性、科学データの共有などを原則としています。
NASAのデブリ調査ミッション「SSPICY」では、米国の運用終了衛星に接近して状態や回転速度を調べます。 - NASAは商業デブリ調査として初めて資金を提供し、スター・フィッシュ・スペースに1,500万ドルを支払う - 同社はドッキングや軌道離脱、衛星寿命延長の実証に向け、さらに5機を製造中
- Otterは衛星の寿命延長や軌道離脱を担い、複数の軌道で運用できる設計です。 - 初号機はNASAの小型衛星推進・点検能力実証ミッションを実施し、打ち上げ後に低軌道での商業サービスに向けて準備します。
VastはNASAの恒久有人月面基地構想を支援する「月探査プログラム部門」を新設しました。 - Haven-1で培う技術や運用経験を活用し、月面インフラの開発を目指します。 - 画像には月面居住施設の構想が描かれています。
- 課題の予算は2,400万ドル。7月のワークショップには産業界92人、政府関係者31人など100人超が参加しました。 - 推進剤管理、軌道間輸送、軌道上倉庫、修理・再利用・補給など6分野を検討。 公募は年内に発表される予定です。 - 公募は提案書選考、設計検討、試作、可能な場合は限定的な飛行実証へ進む段階制です。
PRIMA計画は予備設計・技術開発段階に進みました。 - 1.8メートル望遠鏡で惑星形成、銀河やブラックホールの進化、宇宙塵などを調べる計画 - 2033年以降の打ち上げを目指し、5年間観測予定。 開発費の上限は打ち上げ費などを除き12億ドル - 新しい「Probe Explorers」ミッション群の第1号で、マックス・プランク天文学研究所が光学機器と制御電子機器を提供予定
- 英国PRIMAチームの一員として、低温の宇宙を探る遠赤外線フィルターと内部較正光源を提供します。
- 助成総額は70万ドル。NASAエイムズ研究センターと連携し、微小重力や月・火星の乾燥環境を模擬して研究します。 - 回転装置で植物への重力の影響を調べ、根の周辺の微生物も調査。 地上の水不足対策や宇宙飛行士の生鮮食・心理面への応用が期待されます。 - 学生2〜3人も研究に参加する予定です。
- 自動薬剤スクリーニング装置OHTSは2027年4月にISSへ設置予定。実験は同年6月と8〜9月に実施される計画です。 - 各キャンペーンで数千件の実験を行い、地上対照実験と比較できるデータを取得。 装置は補給・再構成して複数の研究に利用します。 - ボイジャー・ヨーロッパがミッション管理、ISSへの統合、試料回収などを担当します。
サンマリノがアルテミス協定に76番目の署名国として加わり、平和で透明性のある宇宙探査と国際協力に取り組みます。写真には署名式で握手する関係者が写っています。