アルテミス計画を軸に、NASA、SpaceX、Blue Originの遅延や新型ロケット事故が月面基地構想に影響している一方、中国の月面有人帰還競争も意識されている。月面輸送や着陸機の整備遅れが、2028年前後の有人月面計画全体を左右する状況となっている。
SpaceXのIPOをめぐり、評価額や収益性、宇宙市場の規模、マスク氏の支配力などに懸念が出ている。一方で、宇宙関連ETFへの資金流入や、SpaceXへの間接投資需要の高まりもみられる。投資家にとっては成長期待と高いボラティリティが同時に意識されている。
神舟21号乗組員の帰還や神舟22号の緊急打ち上げ、天宮からの科学サンプル回収など、中国の有人宇宙活動が活発だった。生命科学、材料、燃焼分野の実験成果が地上に戻され、宇宙での生命適応や新素材開発への応用が期待されている。
SpaceXに関しては、デンマーク年金基金による投資除外、Starbaseでの労災死亡事故など、企業統治や安全面の問題も報じられた。IPO観測とあわせ、事業成長の裏側にあるリスクが意識されている。
マサチューセッツ州やニューイングランド上空で、時速約12万kmの流星や火球が大気圏で分裂・爆発し、TNT約300トン相当の爆音や揺れが観測された。NASAは自然物であり、宇宙ごみや衛星再突入ではないと説明した。
カナダ政府は国防諮問フォーラムに宇宙分野の代表枠を設け、衛星通信や地球観測を含むC4ISRの整備、国内企業優先の調達改革、宇宙関連産業の拡大を進めようとしている。
衛星データとLLMを組み合わせた社会的脆弱性推定、夜間光の長期変動検出、衛星画像の劣化修復、山火事後画像の生成など、AIと衛星データを融合した研究が紹介された。気候、災害、農村分析などへの応用が広がっている。
FAA文書で、SpaceXの未公開再突入機Starfallの試験計画が判明した。微小重力環境での製造支援や宇宙から地上への貨物輸送を狙い、Falcon 9またはStarshipで打ち上げて着水試験を行う構想とされる。
米国ではSpace CommandやSpace Forceの拡張がコロラドを中心に進み、関連施設投資と雇用創出が見込まれている。宇宙関連の拠点集約や人員増強が、地域経済にも影響を与えている。
SpaceXは米宇宙軍や国防総省から、ミサイル・航空機追跡や宇宙配備型の監視衛星網、Golden Dome関連などで巨額契約を獲得した。衛星センサー、通信、AI解析を統合し、防空・監視能力を高める構想で、IPO前の事業価値や政府依存度にも注目が集まっている。
ドイツ航空宇宙センターの火星探査車研究や、太陽帆推進など、新しい探査技術が紹介された。火星の砂地を模した車輪設計や、太陽光圧を使った推進は、将来の深宇宙探査に向けた重要技術として注目されている。
Starbase周辺では、ライブ配信や施設状況、発射台作業、着陸レールの撤去など、スターシップ関連インフラの整備状況が報じられた。24時間の監視映像や現地作業が注目されている。
New Glennの爆発は宇宙関連株やAmazonの衛星事業にも影響し、打ち上げ信頼性の重要性を浮き彫りにした。Blue Originの事故は市場心理を冷やし、競合他社や関連事業の計画にも不確実性をもたらしている。
ハッブル宇宙望遠鏡が渦巻銀河M88の新画像を撮影し、中心の超大質量ブラックホールや銀河団内環境によるガスの圧縮・剥離が確認された。星形成に必要な冷たいガスの減少など、銀河進化の理解に役立つ観測結果となった。
JAXAは新型ISS補給機HTV-X1の運用を完了した。ISSへの物資補給後、軌道上で小型衛星放出、軽量パネル展開、次世代宇宙太陽電池の試験などを実施し、全予定ミッションを成功させて大気圏再突入で任務を終えた。
Blue Originの新型ロケットNew Glennがケープカナベラル/ケネディ宇宙センターでの静的燃焼試験・ホットファイア中に爆発し、ロケット本体と発射台LC-36などが大きく損傷した。負傷者は出ていないが、発射台の再建や再認証に時間がかかる見通しで、NASAのアルテミス計画、Blue Moon月面着陸船、Amazon Leoや米宇宙軍向けの打ち上げ計画にも遅れや不透明感が広がっている。
NASAはFirefly Aerospaceに資金を提供し、月南極へ4機のドローンを送るMoonFall計画を進める。水氷の探索や着陸候補地の地図作成を通じて、月面探査の精度向上を目指す。
5月のブルームーンや、1か月に2回目の満月、季節の3回目の満月といった天文現象が話題になった。観測時刻、見え方、アンタレスや木星・金星・水星との位置関係など、月の文化的・天文学的な魅力が紹介された。
中国は西昌衛星発射センターから長征2Dロケットで通信・インターネット技術試験衛星を複数機打ち上げた。地上と宇宙を結ぶ通信技術、スマホとの直接接続、国網(GuoWang)向けのネットワーク実証が主目的で、衛星コンステレーション構築を進めている。
JWST画像を使った音響・映像体験『Redshift』や、宇宙を舞台にしたゲーム紹介、映画『スペースキャンプ』再評価、宇宙で遊ばれたゲームの事例など、宇宙とアート・娯楽を結びつける話題がまとめられた。
SpaceXが将来、AIデータセンター用の衛星を大量に打ち上げる構想が報じられた。実現には巨額コストとStarshipの成熟が前提で、経済性や時期には懐疑的な見方がある一方、Googleなども宇宙AI基盤を研究している。
ESAは仏領ギアナの宇宙港でEDFと省エネ提携を拡大し、エネルギー削減を進めている。また、アイルランドのATUスライゴでは宇宙産業参入の啓発イベントが開かれ、地域企業に製造、医療機器、AI、データ解析などの宇宙転用機会が示された。
NASAは月面基地計画に向けて、Lunar OutpostやAstrolabに月面探査車の開発を発注した。小型ローバーは宇宙飛行士や物資の輸送、自動走行、長距離運用を想定しており、アルテミス計画の月面活動を支える重要機材となる。
Starship Flight 12はV3初飛行として概ね成功し、ダミーStarlinkの展開や再突入データの取得に成功した。一方で、エンジン異常やブースターのハード着水もあり、今後の軌道投入、Starlink拡大、NASA Artemis支援の鍵を握る段階にある。
アルテミス2号は10年以上ぶりの有人月飛行として大きな関心を集めた。多様な乗組員やSTEM教育、NASA予算の維持なども含め、宇宙開発が人材育成や公平な機会創出につながるという文脈で報じられている。
インドの宇宙分野は新たな戦場として注目されており、技術力に比べて規模や量産体制が不足していると指摘された。Starlink級コンステレーション、打ち上げ能力、民間企業の参入拡大、調達改革、サイバー・電磁戦対策の必要性が訴えられた。
ISS第74次長期滞在では、補給機の到着・離脱、軌道維持、Crew-13準備などが進み、多忙な運用が続いた。微小重力環境を生かして生命科学、量子物理、植物、DNA、医療流体などの研究も実施された。
SpaceXはファルコン9でスターリンク衛星24基を複数回打ち上げ、ブースターの再使用と着陸も成功させた。2026年のスターリンク専用ミッション50回目に達したほか、今後の通信網拡大、商用サービス、さらには大型計画の基盤強化を進めている。