エアバスがオマーン初の人工衛星「OmanSat-1」の製造契約を締結しました。OneSatプラットフォームを使用し、通信サービスを提供する予定です。
エアバスがオマーンの国営衛星通信事業者SCTと、オマーン初の専用衛星となるOmanSat-1の製造契約を締結したのです。 この衛星は、エアバスのOneSatプラットフォームをベースにしており、中東、東アフリカ、アジア地域に高スループットのKaバンドサービスを提供する予定です。 契約には衛星の設計・製造、地上セグメント、打ち上げサービスが含まれるのです。これはエアバスにとって10基目のOneSat受注となりますが、これまでのところ納入実績はないようです。
オマーン初の静止通信衛星「OmanSat-1」の受注により、今年の静止衛星受注数は6機となり、昨年と同数になったのです。これは、より大型の衛星が再び注目されていることを示唆しています。 しかし、これはかつての年間10機以上というペースには遠く及ばないのです。 この傾向は、衛星からのテレビ放送の需要低下、柔軟なデジタルペイロードの台頭、そして低軌道でのブロードバンド衛星コンステレーションとの競争激化を反映していると考えられます。