ベネズエラで発生した強い地震に対し、NASAの衛星データと地表変動マップが被害評価と対応に活用されています。NISARを含む画像が提供され、災害対応調整システムも稼働中です。
量子計算の進展は衛星事業にとって国家安全保障上の脅威になり得ます。将来の暗号解読だけでなく、盗聴や偽コマンドによる誤動作のリスクがあるため、耐量子暗号への移行や認証強化を早急に進める必要があります。
SpaceXはバンデンバーグ宇宙軍基地などからFalcon 9でスターリンク24基を複数回投入しました。いずれも第1段ブースターの再使用と着水が成功し、運用中のスターリンク衛星数は1万700基超に達しました。南向き軌道の投入や打ち上げ後のスターリンクトレイン観測可能性も話題になりました。
火星周回機MROが、パーサヴィアランス探査車の火星での累計42.2km到達、つまり初マラソン達成を上空から撮影しました。探査車は着陸後5年余りでこの記録に到達し、画像や試料採取を通じて生命痕跡の手がかりも積み重ねています。
慶應義塾大学は、アルマ望遠鏡データの解析から、いて座A*周辺の2つのホットスポットが公転しながら減衰することで、約30分・約50分の光度変動が生じた可能性を示しました。周期的変動と不規則変動を統一的に説明できる可能性があり、今後の長時間観測が期待されます。
SatVuはHotSat-2を用いて商業サービスを開始し、政府・民間向けに中波赤外線画像を提供しています。2023年に失ったHotSat-1からの再建を進めており、HotSat-3の年内打ち上げと10機以上の衛星群構築を目指しています。
JAXAとESAのEarthCARE衛星はくりゅうの雲プロファイリングレーダー(CPR)データが、欧州中期予報センターの現業予報に導入されました。世界初の衛星搭載雲レーダーとして雲の鉛直構造を観測でき、台風進路予報や防災、航空運航、農業などへの応用が期待されています。
ESAのユークリッド宇宙望遠鏡が、天の川銀河中心部の極めて広範で詳細な画像を公開しました。6000万個超の星が写り、中心バルジの構造理解を大きく進める成果です。NASAのローマ宇宙望遠鏡による今後の重力マイクロレンズ観測の事前情報としても重要です。
JWSTは宇宙誕生から約34億年後に存在した巨大で高密度な銀河団XLSSC 122を観測し、強い重力レンズ効果を確認しました。非常に早い時期に成熟した構造が形成されていたことを示し、暗黒物質分布や宇宙進化モデルの見直しにつながる可能性があります。
NASAは建国250年を記念するAmerica 250の一環として、宇宙と航空の両面で記念企画を展開します。Artemis 2宇宙飛行士の記念パッチやSLSのロゴ、航空ショー、展示企画、ケネディ宇宙センターでの配布イベントなどが予定されています。
Rocket Labは米宇宙軍の要請を受けて短時間で打ち上げを実施した事例が注目されました。一方で、QPS研究所向けの小型SAR衛星ミクラ-Iの打ち上げも予定・延期調整されており、ElectronによるQPS衛星投入が継続しています。運用の迅速性と手続き面の是非、そして日本のSAR衛星コンステレーション構築が同時に話題になっています。
軽舟試験貨物船の二次在軌試験で、精密検測や宇宙用冷蔵庫、医療・生物培養技術などの実証が行われました。低コストの生物保障舱や極端環境下での復活実験も成功し、2027年初に天宮へ接続する正樣機の準備が進んでいます。
テキサスA&M大学がNASA由来の遠心機を復活させ、月や火星探査に向けた人工重力研究を進めています。宇宙飛行中の人体への影響を調べるための基礎研究で、被験者実験も行われています。
Falcon 9の打ち上げや着陸の中継映像が複数報じられ、ブースターの再使用実績やドローン船への着船シーンが注目されました。関連する記事では、SpaceXの成長や将来の超大型ロケットが宇宙望遠鏡や天文学に与える影響にも言及されています。
SpaceXはフロリダのスペースコーストで、スターシップ向け施設Gigabayを建設中です。高さ約380フィートの巨大施設で、スターシップとスーパー・ヘビーの組立・処理能力を高め、再使用運用や将来の月・火星展開を支える計画です。
ESAのユークリッドが銀河中心部の広域画像を公開し、NASAのローマ宇宙望遠鏡による将来の重力マイクロレンズ観測に向けた事前情報を提供しました。ローマは2026年8月30日以降の打ち上げが予定され、2027年春から同領域の観測を始める見込みです。
6月29日のストロベリームーンは、夏至前後に見える今年最も低い満月です。日本時間では30日朝に満月となり、日没後の東の空で見やすく、地平線近くでは大きく見える月の錯覚も楽しめます。
グラスゴー拠点の宇宙工学企業Craft Prospectが、『The Sunday Times Scotland Fast 50』に選ばれました。自律航法、量子・光通信、地球観測、ミッション運用を手がけ、ESA資金によるOPS-SAT VOLT任務の支援も予定されています。
神舟23号の宇宙飛行士3名が、天宮宇宙ステーションで実験と機器整備を継続しています。医療検査、脳波・近赤外脳画像、ロボット試験、微小重力実験装置の設置、物資整理や健康維持運動など、長期滞在に必要な作業が進められています。
SpaceXはケープカナベラル宇宙軍基地からFalcon 9でSiriusXM向け通信衛星SXM-11を静止トランスファ軌道へ投入しました。SXM-11は約7.5トン級の大型衛星で、打ち上げ後約30〜35分で分離が確認され、1段目ブースターB1085は17回目の飛行を終えてドローン船A Shortfall of Gravitasへ着船しました。
はやぶさ2は7月5日に小惑星トリフネへ最短約1kmまで迫る超接近フライバイを実施する予定です。高速通過で観測時間は短いものの、形状や構造の解明に加え、惑星防衛の検証にもつながる重要なミッションです。
MMX地上システムは、追跡系、管制・ミッション運用系、データ解析・アーカイブで構成され、DSNやESTRACKとの連携試験も完了しています。相模原の管制室で訓練が進み、2026年打ち上げ後は約5年間の運用が予定されています。
LandSpaceの朱雀3号Y2再使用打ち上げ機が東風の試験施設で静的燃焼試験を成功裏に完了しました。機体、地上支援、両者の適合性が確認され、主要な打ち上げ前地上検証が終わったことで、再使用ロケットの飛行準備がさらに進んでいます。
2026年5月公開の衛星データ利活用論文として、SITS分類、SAR船舶分類、Mohammed VI衛星による大縮尺地図作成の3本が紹介されました。時系列の不規則性や少数データ、クラス不均衡、標高精度など、それぞれの実運用上の課題と有効な手法が整理されています。
今週は世界で複数の打ち上げが行われ、SpaceXのStarlink投入、中国の再利用型実験宇宙機、Rocket LabのElectronによる軍事・商業ミッションなどが続きました。さらにボツワナがアルテミス合意に署名し、参加国が68か国に拡大しました。来週もFalcon 9、長征、Atlas V、Pegasusなど多数の打ち上げが予定されています。
ユークリッド宇宙望遠鏡は、天の川銀河中心部をこれまでで最も広範かつ詳細に撮影し、6000万個超の星を記録しました。中心バルジ研究の重要成果であり、今後の銀河形成研究に役立つとみられます。
中国では300km未満の超低軌道(VLEO)分野を産官学で組織化する全国アライアンスが深圳で発足しました。複数の衛星が長期運用を実証しており、空気吸い込み型推進などVLEO向け技術への投資が集まりつつあります。
東北大学は、CFRP接着構造の強度を事前予測できるマルチスケール解析モデルを開発しました。CSR粒子の添加で接着剤単体の強度は下がる一方、破壊しにくさが増して構造全体の接着強度は向上し、材料開発の試行錯誤削減が期待されます。
Rocket LabはIridiumを現金と株式で総額約80億ドルで買収することで合意しました。これは打ち上げと衛星製造に加えて、衛星通信サービス市場へ進出する動きで、2027年半ばの完了を目指しています。Iridiumの衛星ネットワークや航空追跡、PNT事業を取り込むことで、垂直統合を強化する狙いです。
週末には小惑星1997 NC1が地球へ安全に接近します。距離は約260万kmで、直径は最大1.65km級と大型ですが、双眼鏡や小型望遠鏡で微かな光点として見える可能性があります。