NASAが火星通信衛星『Mars Telecommunications Network』の最終RFPを公表し、提案募集を開始した。予算は7億ドルで、2028年末までの運用開始を想定し、火星サンプルリターン関連の商業研究を行う企業などが対象となっている。
ハッブル宇宙望遠鏡が、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の銀河中心観測に向けた事前調査を実施した。ローマンは2026年早期打ち上げ予定で、重力マイクロレンズ効果を使い、惑星やブラックホールなど多数の天体発見が期待される。
Space.comのポッドキャストで、火星の大気散逸を調べるESCAPADEミッションが紹介された。Rocket Lab主導の低予算双子探査機が、2028年の火星到着に向けて太陽放射による大気損失を詳しく調べる内容となっている。
ESAが衛星SMILEの打ち上げ準備を仏領ギアナの欧州宇宙港で進め、Vega-Cでの打ち上げとWeb中継を案内した。SMILEは太陽風と地球磁気圏・電離圏の連係を3年にわたり観測する共同ミッションで、打ち上げ後は極軌道へ移行する。
ユーテルサットは2025-26年度第3四半期決算で、売上高が2億9300万ユーロとなり前年同期比では減収だった一方、為替一定ベースでは増収を確保した。事業全体でも実質ベースで増加しており、営業面では堅調さを示した。
イスラエル企業SCDが政府宇宙機関から数百万ドル規模の契約を獲得し、次世代衛星画像用のSWIR/MWIR赤外線検出器を供給することになった。高精細な地球観測ミッション向けで、宇宙分野の事業拡大を進める。
SESは2026年第1四半期決算で増収増益を示し、通期見通しを維持した。モビリティや政府向け事業が伸び、mPOWER衛星の稼働拡大やmeoSphere、IRIS2の進捗も報告された。
宇宙軍はノースロップ・グラマンに契約を発注し、妨害やサイバー攻撃に強い軍用通信衛星の試作機を開発する。PTW暗号通信技術の実証を含み、段階的な試作評価を進める方針で、打ち上げは2030年以降が見込まれている。
小惑星2026 JH2が5月18日に地球へ最接近し、地球と月の平均距離の約24%を通過すると見られる。ESA推定では直径16〜35mで、地球や月への危険はなく、Virtual Telescope Projectがイタリアからライブ配信を行う予定。
西バージニア州のグリーンバンク望遠鏡が、月飛行中のオリオン宇宙船を5日間追跡し、34万km超の距離でも位置と速度を高精度に観測した。得られた画像には4人の乗員が写っている可能性があり、今後のNASAや商業宇宙ミッション支援に有用とされる。
中国のZenk Spaceが新型ロケット『致航一号』の初飛行を2026年6月に予定し、追加調達や酒泉の発射台で準備を進めている。全長49.8mの3段式で低軌道へ4,000kg投入可能とされ、1段目の回収再利用も計画している。
NATOのACTとACOは、商用宇宙監視サービス『SINBAD』を実証案件として活用し、同盟のニーズに役立つか評価している。衛星画像と解析で建設やインフラ変化、車両集中などを検知し、運用導入の妥当性を検証するパイロットとなっている。
SpaceXのCargo Dragon CRS-34がファルコン9で打ち上げられ、国際宇宙ステーションのハーモニー船室前方ポートへ自動ドッキングした。約2950kgから6500ポンド規模の物資や科学機器を届け、数週間後に結果や不要物を積み返して地球へ戻る予定。
BlackSkyが新たな政府顧客から7桁規模の1年契約を獲得した。Gen-2衛星コンステレーションの利用拡大と高頻度の再訪観測画像、AI解析を活用し、Gen-3追加中でもGen-2を中核能力として維持する方針。
York SpaceはSDA主導の衛星調達で急成長したが、Space ForceによるTransport Layer再編の影響で先行き不透明感が出ている。2027年予算や競争枠は示されたものの、成立の不確実性や既存衛星のソフト不具合疑惑が懸念材料となっている。
研究者らが、重力波検出器の信号を音楽のAuto-Tuneのように補正する『天体物理学的キャリブレーション』を開発した。不調時のLIGOデータでもブラックホール合体由来の重力波をより正確に解析でき、質量・距離・位置推定の精度向上が期待される。
ノースロップ・グラマンが、衛星信号がなくても高精度で姿勢・位置を追跡できる小型・軽量・低コストの宇宙航法装置『LR-450』を発表した。実績あるジャイロ技術を使い、低軌道から深宇宙まで幅広い任務に対応する。
ESA支援の国際共同プロジェクトで、デンマーク技術研究所主導の『Smart Skin for Exploration Cobots』が、宇宙用ロボットアーム向けの新しい保護材を開発している。3Dプリント多層構造により、熱・粉じん対策、配線、衝突検知、人との協調機能を統合し、月・火星・軌道上での実証を目指している。
NASAとSpaceXの月着陸機Starship HLSについて、アルテミス計画で実用的かを検証する解説が示された。機体の大きさやメタロックス採用、軌道上給油、複数回打ち上げの必要性、低月軌道への変更案などが論点となっている。
5月18日の日没後、西の空で金星と細い三日月が接近して見える。月は新月から2.1日後で照度7%、金星の右約3度に位置し、見かけの近さは距離の錯覚によるものと説明されている。
1972年にまとめられたソ連のL3M月探査案を、半世紀後にAnatoly Zakが初めて可視化した動画が紹介された。アポロ計画を上回る構想として示され、歴史的な月探査計画の再検証につながる内容となっている。
中国CAS Spaceが酒泉衛星発射センターから『力箭1号(Kinetica 1)』遥13を打ち上げ、5機の衛星を所定軌道へ投入した。力箭1号は通算13回目で、力箭シリーズ全体では100機超の衛星投入を達成した。
Vaonisの限定版『Vespera II X』がWalmartで値下げ販売されているほか、新製品としてVespera IIIとVespera Pro 2も発表された。いずれもスマート望遠鏡として、星雲や銀河の撮影性能、画質向上、携帯性や長時間駆動を強みとしており、天体撮影向け製品の拡充が進んでいる。
スイスのNCCR PlanetSが12年の活動を終え、ベルンで記念イベントを開く。ベルン大、ジュネーブ大、チューリヒ大、ETHの連携により、太陽系探査や系外惑星研究で多数の論文と国際協力を生み出し、今後は新組織SIPSが活動を引き継ぐ。
FAAのNOTAMで、Starship Ascent Flight 12のための一時的な空域予約が発出された。SpaceXはStarbaseのPad 2で複数回のDeluge試験を実施し、発射台や機体、耐熱シールド、関連設備の準備を進めている。
ThinKomがNeo Space Group向けにKa2517アンテナを航空機へ導入し、SaudiaやRiyadh Airで高速機内インターネットを提供する計画を発表した。SES Open Orbitsと連携したGEO+NGSOの多軌道対応で、最大300Mbpsの通信を実現し、認証も取得済みとされる。
NATOのACTは、宇宙領域での抑止と防衛について各国代表と協議し、宇宙が支援要素ではなく競争的な作戦領域になったとの認識を確認した。ロシア・中国の対宇宙能力やサイバー・電子戦への警戒、政策・人材・権限・調達の整備、産業界との連携などが重要論点となった。