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アポロ17号の未開封の月試料から硫黄同位体の特徴を発見

アポロ17号で採取され、これまで未開封だった月の試料を分析した結果、地球と比較して硫黄同位体の一種である硫黄-33が少ないことが判明しました。この原因として、月が原始惑星テイア由来の成分を多く含む可能性や、初期の月の薄い大気中での化学反応によって硫黄-33が失われた可能性が考えられています。

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Apollo17で採取され未開封だったダブルドライブチューブ(60cm)の月試料を二次イオン質量分析で解析したところ、地球と比べ硫黄同位体で硫黄-33が減少していたのです。 原因は月がテイア由来成分を多く含むか、若い月の薄い大気で紫外線反応によりS-33が失われ、地表からマントルへの物質移送が起きた可能性があるぽい。研究はJGR: Planetsに掲載されたのです。

https://www.space.com/astronomy/moon/scientists-open-untouched-apollo-17-lunar-samples-from-1972-they-may-hold-clues-about-the-moons-violent-origins

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