ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、M87銀河中心の超大質量ブラックホールから噴出するジェットを赤外線で史上最も鮮明に撮像しました。数千光年にわたるジェットの結び目やらせん構造に加え、これまで観測が難しかった反対側の対向ジェットも捉えることに成功しました。
JWSTがM87の超大質量ブラックホールのジェットを赤外で史上最も鮮明に撮像しました。ピンクのリボン状ジェットは数千光年に伸び、結び目や核近傍のらせん構造、HST-1の二分化が確認されたのです。 約6,000光年の対向ジェットも赤外で捉えられ、シンクロトロン放射で輝くことが示されたのです。観測はNIRCamの4バンドで星光や塵を差し引いて得られたのです。 対向ジェットが薄く見えるのは近光速で遠ざかるため光が減光しているせいっぽい。